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甲子園の応援強制参加に、母親が猛クレーム「ネットで告発する」/びっくり体験人気記事

女子SPA! / 2024年8月9日 8時44分

 そんな態度に業を煮やしたのか、母親は「今、中止にすると高額なキャンセル料が発生します。留学を認めないというならキャンセル料を学校が代わりに払ってください」と迫ってきたそうです。

「学校が支払う義務なんてないと断りましたが、『でしたら学校の対応をネット上に公開することにします』と言ってきたんです。この母親は明らかに怒っている様子でしたが感情的になってるようには見えず、出るトコに出てもいいという態度に思えました」

 さすがに自分ひとりでは対応しきれないと思った氷室さんは、いったん席を外して教頭に説明。その場で指示を仰ぎます。

「教頭には『高額なキャンセル料を払わせて短期留学を取りやめさせ、甲子園の応援に参加させたとあっては学校としてもバツが悪い』と言われ、生徒と保護者の判断に委ねることを伝えました。不参加だった場合は欠席扱いになるため、そこは不満みたいでしたが納得してもらいました」

◆家族旅行を理由に不参加の生徒も

 しかし、学校側が嫌がる例外を作ることになってしまったのに、なぜ容認したのでしょうか?

「教頭は応援強要がスクハラ(スクール・ハラスメント)だとネット上で炎上し、学校のイメージが悪化するのを恐れたのかもしれません。特に私学は評判を気にしますし、ちょっとしたことで受験者数や入学者数が減少して学校経営に悪影響を及ぼすからです」

 なお、N美さんは予定通り短期留学に出発。ただし、クラスにはもう1人甲子園の応援に参加しなかった女子生徒がいたといいます。

「その生徒は家族旅行だったのですが、語学目的の短期留学と違って学校も容認はできません。それを何度も説明しても彼女の母親は、『なんでN美さんのところはOKで、ウチの子はダメなんですか!』ってキレられるし、結局無視して旅行に行っちゃいました。保護者とのこういうやりとりは担任にとって本当にストレス。教員として野球部のことは応援していますが、地区予選で負けてホッとしている気持ちもあるんです」

 甲子園の晴れ舞台を全校生徒で応援してあげたい学校の気持ちも理解できますが、夏休み返上で不満に思う生徒がいるのも事実。私たちが知らないだけで実際には今回のケースのような問題が起きているのかもしれませんね。

<文/トシタカマサ>

【トシタカマサ】
ビジネスや旅行、サブカルなど幅広いジャンルを扱うフリーライター。リサーチャーとしても活動しており、大好物は一般男女のスカッと話やトンデモエピソード。4年前から東京と地方の二拠点生活を満喫中。

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