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東大卒ママが夏休み中の小3息子に“絶対にやらせないこと”。「親はついやりたくなってしまうけど…」

女子SPA! / 2024年8月19日 8時46分

 この順番で1日のスケジュールを相談していくと、子どもは勉強やルーティンを積極的に頑張るようになることを実感しています。

◆子どもの頃にぼーっとすること、目的なく遊ぶことは必要!?

 そもそも現代日本の子どもはいつも忙しい傾向にありますから、いつも何かに追われている、決められた毎日を過ごしがち。

 これをずっと続けていくと、大人になったときに自分で有意義なスケジュールが立てられるようになるかが疑問なのです。もちろんいろいろな考え方がありますが、毎日コントロールされ過ぎる夏休みは純粋に楽しくないと感じるでしょう。

 自由も青春も失敗もあってこそ、健全な精神や地頭の良さが育まれるはずです。子どもの頃に時間に縛られずにのんびりすること、目的なく自然の中で遊んだりすること、子どもだけの世界に身を置くことを知っておかなければ、いつ覚えるのでしょうか?

 やるべきことの重要性を理解するためには、やらなくていいことを体験しておくことが大切です。

◆子どもの達成感は、確かな自信につながる

 スケジュールを考える上での優先順位の考え方は、夏休み全体の計画を立てる際にも有効です。

 子どもにとっては長い夏休みですから、普段できないことを成し遂げることで、大きな自信をつけるチャンスにもなるでしょう。

 我が子には、富士山に登頂したいという希望があったので、夏休みのビッグイベントとして最優先で計画をすることに。富士山登頂を達成した息子の様子を見ていると、忍耐力や好奇心、集中力やチームワーク力など、勉強だけでは培えない大切な能力が育まれたように感じています。

 夏休みは心の成長も大切に……。残りの夏休みが親子にとって素敵な思い出になりますように!

<文・撮影/食文化研究家 スギアカツキ>

【スギアカツキ】
食文化研究家、長寿美容食研究家。東京大学農学部卒業後、同大学院医学系研究科に進学。基礎医学、栄養学、発酵学、微生物学などを学ぶ。現在、世界中の食文化を研究しながら、各メディアで活躍している。女子SPA!連載から生まれた海外向け電子書籍『Healthy Japanese Home Cooking』(英語版)好評発売中。著書『やせるパスタ31皿』(日本実業出版社)が発売中。Instagram:@sugiakatsuki/Twitter:@sugiakatsuki12

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