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なぜ?妻と楽しく海外旅行のはずが…出国審査で不倫がバレて地獄に/結婚人気記事BEST

女子SPA! / 2024年8月21日 15時47分

◆出国審査で日付の書き換えがバレる

 それから、半年後のことです。弘行さんはある大きなプロジェクトを成し遂げました。そのご褒美に、リフレッシュ休暇を取得し、念願だった夫婦の初海外旅行にいくことにしました。行き先は南半球の楽園のフィジーです。

 人の少ない午前便を選んで出国。もちろん、美希さんは何事もなく出国審査をスルーします。次は弘行さんの番ですが、職員はなかなか彼を通してくれません。それどころか、弘行さんのパスポートを凝視したり、しきりに首をかしげたりしています。

◆「これ、書き換えましたね」

「そのときになって、ふと半年前のことが頭をよぎりました」

 もしやと大量の冷や汗が背中を濡らします。その悪い予想はもちろん大当たり。

 鋭い目つきでそこで待っているように言い渡され、職員が内線でなにやら指示しています。まもなく別の係官が到着し、別室に連れて行かれました。

 そして、係官から一言。

「これ、書き換えましたね」と言い渡されます。

 すべてを知った美希さんの怒りは当然収まりませんでした。その後しばらくの間、家庭生活は彼にとっては針のむしろでした。

◆挽回のチャンスをもらう

「あのさ、私今回のこと全然許してないからね。最低だからね、あなたのとった行動は」

 微動だにせず、真剣な眼差しで美希さんをじっと見つめる弘行さん。

「あのさ、来年他のリゾート行き計画して。それまでの1年間改心しているように感じたら一緒に行ってあげる」

「はい、わかりました。もうしません」

 執行猶予をかろうじて与えられた弘行さん。でも、それから後世の中はコロナが流行して旅行どころではなくなりましたが、今のところ平穏な日々に戻ったようです。

 ただ、今回弘行さんのしたことは許されるものではありません。もちろん不倫もそうですが、パスポートに細工すると場合によっては出入国を拒否されるケースもあります。絶対に真似をしないでください。

<文/浅川玲奈 イラスト/ただりえこ>

【浅川玲奈】
平安京で生まれ江戸で育ったアラサー文学少女、と自分で言ってしまう婚活マニア。最近の日課は近所の雑貨店で買ってきたサボテンの観察。シアワセになりたいがクチぐせ。

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