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「気持ち悪い!」と炎上した日本マクドナルドのAI広告に“決定的に欠けていたもの”。海外マックのCMを見て気づいたのは

女子SPA! / 2024年8月24日 8時45分

 人それぞれマックフライポテトとのエピソードがあるでしょう。つまり、多くの人がマクドナルドからもらった温かな記憶や思い出に対して、マクドナルドとして敬意や感謝、共感といった気持ちが、この動画に間接的にでも込められていたのかが、疑問なのです。

 つまり多くの人々は、自分たちが長らく重ねてきたリアルな思い出や体験とはつながりにくい、どこか人工的で温もりのない単発的なシーンをつなぎ合わせた動画に、「マックフライポテトの世界はこんなんじゃない!」という拒否感を抱いたのではないでしょうか?

◆マックフライポテトへの期待に、日本のマックはどうこたえるべきなのか?

 世界有数のグローバル企業として成長を続けているマクドナルドですが、実は日本におけるマックのプロモーションを見ていくと、海外とはやや異質であることに気がつきます。それは、有名タレントを起用するプロモーションへの依存度の高さです。

 ここでその良し悪しについて議論をするつもりはありませんが、日本のマックの未来を想像したとき、斬新そうに見える、安いだけの告知、好きなタレントを起用するだけのプロモーションが心をつかまなくなっていくのではないか?と感じはじめています。

 その理由は、海外マックの動画にありました。ユーザーのマック体験に敬意や配慮を示しながら、楽しく心をつかむ動画をたくさん発見することができましたので、その事例を3つご紹介していきましょう。

◆①「こういうときあるよね!」と共感を生むイギリスのCM

 イギリスで2024年6月に公開された60秒動画。最後の1本を食べる時の至福感、台所で踊りながらポテトを食べる楽しさ、ハロウィンで子どもがマックフライポテトに仮装するシーンなどの楽しいシーンを提示しながら、「マックフライポテトは嬉しいサプライズを提案します」というメッセージが込められた内容。

「こういうときあるよね! そうだよね!」という共感を生み出す演出になっています。

◆②「新しい! 食べてみたい!」とワクワクするフランスのCM

 2023年にフランスで新しく登場した「ベジタブルフライ」についてのプロモーション動画。

 子どもが魔法のスティックを持って街中を歩いている。スティックをふるたびにビルや犬、美容院などが鮮やかな色に変身していく。そして最後にマクドナルドで母親がスティックをふると、カラフルなベジタブルフライに変身するというもの。見ていて楽しく、大人もワクワクするテイストに仕上がっています。

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