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盲点だった…!即席みそ汁だけじゃない「未開封でも冷蔵・冷凍保存すべき食品」5つ

女子SPA! / 2024年8月25日 8時44分

◆未開封でも常温保存を避けるべき食品③いちごジャム

 いちごジャムも注意が必要です。購入当初は鮮やかな赤色をしているものの、イチゴに含まれる赤い色素であるアントシアニンは熱や光に弱い特性があり、日が経つにつれて茶色っぽくなることが分かっています。

 これは品質上や風味への問題はないようですが、食は視覚の影響も強く受けますから、茶色いジャムで味わうのはなるべく避けたいところ。退色スピードを緩やかにするために、冷蔵庫保存が賢明です。

◆未開封でも常温保存を避けるべき食品④コーヒー豆

 コーヒー豆の鮮度が落ちる原因となるのは4つ。水分、酸素、光、温度です。

 温度は水分や酸素よりも影響が小さいとは言われているものの、気温の高い夏場は酸化スピードが早まることが指摘されています。

 豆の状態であるか、挽いた状態であるかに限らず、温度差の激しい場所や高温での保存は避けるべき。未開封の場合であっても、数日で飲み切れる量に限り、直射日光や高温多湿の場所を避けて、風通しが良い15℃以下の場所に置くことが推奨されています。

◆未開封でも常温保存を避けるべき食品⑤ワイン

 最後は、ダメだとは分かっていてもついつい常温ストックしてしまいがちなワインについて。

 実はワインの保存において最も大事だと言われるのが、温度。未開封のワインは、温度変化の少ない13~15度の涼しい環境で保存する必要があります。特に30℃を超えてしまうような夏場においては、ワインにとって厳しい環境。

 購入したら早めに飲むようにすること、長期保存はできるだけ避けること、保管する場合は冷蔵室よりも温度と湿度が高い野菜室での保存が推奨されています。

 食品は夏場であってもおいしく味わいたいのは当たり前のこと。一つでも該当するものがあれば、ただちに保存場所のお引越しを実行するようにしてみてくださいね!

<文・撮影/食文化研究家 スギアカツキ>

【スギアカツキ】
食文化研究家、長寿美容食研究家。東京大学農学部卒業後、同大学院医学系研究科に進学。基礎医学、栄養学、発酵学、微生物学などを学ぶ。現在、世界中の食文化を研究しながら、各メディアで活躍している。女子SPA!連載から生まれた海外向け電子書籍『Healthy Japanese Home Cooking』(英語版)好評発売中。著書『やせるパスタ31皿』(日本実業出版社)が発売中。Instagram:@sugiakatsuki/Twitter:@sugiakatsuki12

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