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幼い娘を連れ3年間「車中泊」旅をした男性が語る“子どもの勉強を見るより大切なこと”

女子SPA! / 2024年9月3日 8時47分

「車中泊生活中は、YouTubeやテレビの見すぎには気をつけました。動画の視聴は否定しませんが、僕ら夫婦は、子どもの『リアルな体験』を重要視していたので、なるべく動画視聴しないで済むようにしていました。それでも仕方ないときは、時間を区切ったり、視聴後に『何を見たのか』などコミュニケーションを取ることで、娘のバランスを考えサポートするようにしていました。

キャンピングカーで生活することの最大のデメリットは、天候に日々の生活が大きく左右されることです。天気が悪い日が続くと、電気も作れないのでやることがなくなります。道の駅など施設を利用することもありますが、なかなか近隣で見つからないケースもあります。そういう時には、スマホを渡すこともありますが、見せすぎには本当に気をつけますね。

あとは健康管理には気をつけますが、避けられない部分はあります。ちなみに車中泊中に1人が風邪を引くと、全員もれなくうつります。一時保育に通わせた際に、娘がコロナをもらってきた際は、その後夫婦も感染しましたね」

 こうした経験は、一見すると不自由も多いように感じますが、こみあげさんは「旅をしてると腹がすわる」と語ります。普通の生活とは違う困り事も多いからこそ、一つひとつを対処する中で、より人間的になれるのだと言います。

◆小学生になった娘は「集団生活にも馴染めている」

 車中泊育児に限らず、“特徴的な子育て”を送った場合、子どもが良くも悪くも“個性的”に育つことがあり、その結果、集団生活に馴染めないことがあると聞いたことがあります。

 あくまでもこれは筆者が聞くイメージですが、こみあげさんの場合はどうなのでしょう。

「車中泊子育てをするデメリットを、僕自身は現状感じていません。娘は現在小学1年生ですが、すごく積極的で社交的な子どもに育っています。集団生活に馴染めないといったことはなく、小学校も大好きです。僕らも常々娘には『人の目をそこまで気にせずやりたいことをやってね』と伝えているので、それが効いているかなと思っています」

◆大切なのは「夫婦が一致した方針で子どもに寄り添うこと」

 また車中泊生活中は、学習面でのケア(ひらがな等の先取り習得)は行わなかったといいます。筆者の周りでは、当たり前のように読み書きを早期に教える家庭も多いです。現在小学生となった娘さんの学習面については、当時どう考えていたのでしょう。また、現在の様子も教えていただきました。

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