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幼い娘と3年間、車中泊生活をした家族が遭遇した“トラブル”。妻が「もう嫌だ!」と極寒の屋外に

女子SPA! / 2024年9月6日 8時44分

「一番怖かったのは、長野で大事故になりかけたことです。その時は、急な坂から車ごと転落しかけました。当時長野市を走っていたら、知らないうちに行ってはいけない場所に迷い込んでいました。そこは傾斜がキツく、気づいたら車体の重さで坂を登りきれなくなり、ブレーキをかけても車が落ち続けていきました。最終的に強引に停車させましたが、あの時は本当に怖かったです。

キャンピングカーは大きいので、想像するよりもずっと運転が難しいです。風にも煽られるし、狭いところに入ると抜けられないです。壊れるたびに修理が必要です。家族を危険に晒してしまったこの一件があって旅を一時中断した経緯があります」

 聞いているだけでドキドキしてしまうような恐怖体験です。一方、車中泊生活は狭い空間にずっと家族が一緒にいることになるため、信頼関係が欠かせません。とはいえ、喧嘩もあることでしょう。夫婦関係の面では、大きなトラブルはなかったのでしょうか。

「もちろん、夫婦喧嘩はたくさんしました。我が家では喧嘩は徹底的に話し合うことを意識していますが、もちろんすぐ実行できないくらいの大喧嘩もありましたね。例えば、真冬に夫婦で喧嘩したときは、妻が『もう嫌だ!』って、真夜中に出ていったことがありました。当時の気温はマイナス20度ですから、死の危険性があります。すぐに探しにいきましたが見つからなくて、どこかで倒れているんじゃないかと焦りましたね」

 YouTubeチャンネルでは、奥さんとの仲睦まじいやり取りが印象的ですが、まさかそんな場面もあったとは。こうしたやり取りも経て、夫婦の絆もより深まったということでしょう。

◆車中泊生活中の、生活費と収入のリアルは?

 キャンピングカーで日本横断中は、当然働き方や稼ぎ方には制限が生まれます。こみあげさん夫婦は、もともとフリーランス美容師として働いていましたから、車中泊生活中は同じような働き方は不可能です。

 夫のこみあげさんはそれを見越して、訪問美容室やYouTubeチャンネルを立ち上げていましたが、実際のお財布事情は、どうなっていたのでしょう。

「我が家の生活費は多くて月約30万円くらい(税金と保険料は含まない)で、車中泊生活に家賃はかかりませんから、安く済ませようと思ったらもっと下げることはでき、10万円台でも成り立ちます。

支出のメインは電気代と食事です。夏場はソーラーでは回せないので、電気は毎日キャンプ場に取りに行くため、その分の費用が発生します。食費はほぼ自炊になりますが、費用が6万円くらいで、ここに外食費が乗っていきます。

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