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DAIGO姉、難ありオタクが50歳で結婚!こじれた先にあったハッピーな結婚の秘訣とは/2024年7月トップ5

女子SPA! / 2024年8月31日 8時45分

「バツイチにはいいバツイチと悪いバツイチがいる」

浮かれる前にここをチェック。離婚原因が当人の浮気やモラハラやギャンブル癖だったら、先を進むのはNG。慰謝料や養育費がある場合はお財布事情が苦しいかもしれませんし、多額の借金は論外です。

彼はこれを見事にクリア。離婚原因は元妻の浮気で、むしろ慰謝料をもらう側だったのだとか。

「まず疑う」が信条だった影木さんは他にも「実は景子ちゃん(北川景子さん)のファンなんじゃないか」「一周回ってDAIGOのファンかもしれない」「竹下の地盤を利用して選挙に出馬」など、本人にしつこく尋ねたそうです。もちろんオールクリア。

出会ってわずか10ヶ月で入籍、結婚という運びになりました。

◆お互いがハッピーになれる結婚って?

「実家で暮らして父ちゃんの最期を看取る」

これは影木さんが実家に戻る時にした決意で、揺るぎないものでした。つまり「別居婚」が前提の婚活だったのです。

「別居婚」を選んだもうひとつの理由は、影木さんの職業にあります。漫画家ですから、どうしてもひとりで集中する時間が必要になります。

影木さんは50歳、夫は51歳。ひとりが長い者同士、いきなり一緒に生活するのも窮屈(きゅうくつ)かもしれません。実際、ふたりの生活スタイルはかなり違うといいます。

夫にとっても好都合だった別居婚ですが、影木さんの実家から徒歩5分のところに引っ越してくれました。まさにスープの冷めない距離。必要な時にはそばにいてくれるし、恋人気分のまま結婚生活を送れるのです。

「財布は分けるべき」「仕事が第一主義」など、影木さんの条件はまだありましたが、彼はすべて飲んでくれました。

お金、生活スタイル、家族のこと、事細かく話し合った末に結論を出したのです。これは結婚のその先、病める時も健やかなる時も、お互いを最良で最高のパートナーとして過ごすために、必須なベースではないでしょうか。

結婚は、甘いだけの夢ではありません。本書には、大人の女性が苦心してつかみとった世界でひとつだけの結婚が描かれているのです。

<文/森美樹>

【森美樹】
小説家、タロット占い師。第12回「R-18文学賞」読者賞受賞。同作を含む『主婦病』(新潮社)、『私の裸』、『母親病』(新潮社)、『神様たち』(光文社)、『わたしのいけない世界』(祥伝社)を上梓。東京タワーにてタロット占い鑑定を行っている。X:@morimikixxx

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