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隣人男性と“ヘンな関係”を続けるお人好し主婦「これってどういう関係なんでしょう」/びっくり体験人気記事BEST

女子SPA! / 2024年9月10日 15時47分

「でも、こんなこと夫に相談なんてできません。それに『お前が優柔不断で色々なところに首を突っ込むのがいけないんだ。はっきり断ったんだし、以降はノータッチ!』と夫に言われることは容易に想像がつきます。でもね…」

◆料理レクチャーの再開を申し出る

 瑠美さんはとても優しい性格をしているため、後藤さんの悲しそうな表情が脳裏から離れませんでした。それから一週間悩み抜いた挙げ句に、瑠美さんの方から後藤さん宅に出向き、レクチャーは止めない旨を伝えました。

「そのときに、玄関先に現れた後藤さんは、少しやつれて、たった一週間の間に随分老け込んでしまったように見えました」

 しかし、瑠美さんがレクチャーの再開の旨を伝えると、ふたたび満面の笑みを浮かべ、「ありがとう、ありがとう」と何度も感謝の言葉を述べたそうです。

◆このままでいいのか、自問自答を続けた5年間

 それから月日が経つのは早いものであっという間に5年間が過ぎました。この5年間、付かず離れずの関係が続き、たびたび料理のレクチャーをしに、後藤さん宅にあがっているそうです。

「本当にこのままでいいのかなあ。どうなんでしょう。これってどういう関係だと思いますか?」と筆者に尋ねる瑠美さん。とても優しそうな人柄が伝わってきました。

  肉体関係があるとか不倫をしているというわけではなく、料理のレクチャーをする程度の関係が続いているだけです。

◆何となく後ろめたい

「何となく罪悪感があって後ろめたい気持ちもあります。だからでしょうね。夫にはいまだに打ち明けられずにいます。いったい、いつまでこれが続くのでしょうね。どっちかが死ぬまで続くのかもしれません」

 そう言って瑠美さんは「はあ」と短くため息をつきました。

 ご近所付き合いの心地よい距離の取り方というのはとても難しいものです。

<文/浅川玲奈 イラスト/とあるアラ子>

【浅川玲奈】
平安京で生まれ江戸で育ったアラサー文学少女、と自分で言ってしまう婚活マニア。最近の日課は近所の雑貨店で買ってきたサボテンの観察。シアワセになりたいがクチぐせ。

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