「孝太郎さんって変じゃないですか」共演歴長い44歳女優がバッサリ。夫婦を演じてみて
女子SPA! / 2024年9月15日 8時45分
江口:そうなんです。決してふざけているわけではないんですよ、全然。別に笑かそうと思ってやってるわけではないんですよね。
◆脚本を読んで“生きた心地がしない”気分に
――本作の脚本を最初に読んだときの印象はいかがでしたか?
小泉:僕は呼吸が浅くなるような感じはしましたよね。生きた心地がしないというか、落ち着いて深呼吸もできないようなね。正直、僕はまだ独身だから、夫婦がたとえばあのような形で毎日を過ごさなきゃいけないんだったら、あそこまでして一緒にいる必要ないなとも思う。
あそこまでの我慢をしてね。もっとお互いにとってのいい形っていうのはなかったのかな、とか。結婚する人、結婚した人にしかわからないんだろうなと。そういう夫婦の形を考えたときに息苦しかったですよ。
江口:小説から映画(脚本)にするにあたって、登場人物だったり、エピソードだったりをずいぶんそぎ落として、とてもシンプルになっていたんですよね。そういう脚本だったので、桃子を演じるのは難しいなと思いました。
◆夫婦役を演じてみて
――実際演じてみて、どうでしたか?
江口:孝太郎さんや義母役の風吹ジュンさん、共演者の方々に助けていただいて、桃子を作っていった感じです。
小泉:夫婦役ですからね。いろいろな愛の形があると思いますが、いろいろな愛が家の中や日常生活の中にあるわけで、それが僕が演じた真守にとっては、本当に苦しく、余計なものなんだろうなと。息苦しい現実でしかなかったんだろうなと思いました。
江口:どんな役も難しさってあるんですが、とてもいい現場で、スタッフさんも共演者のみなさんもそれぞれが自分の仕事と向き合って、一生懸命楽しくやれたので、それはとても良かったですね。
◆“妙な夫婦”になっている
――原作者の吉田先生も公式サイトのコメントでとてもキラキラした現場とおっしゃっていましたよね。
小泉:現場良かったですよ。ほとんどワンシーンワンカットで気持ち良かったですしね。そのワンカットの魅力も詰まっていると思う。ワンカットだからこその迫力や雰囲気。たとえば 後ろ姿だけであえて見せるとかね。なんだかじっと見入ってしまう説得力みたいなものがあるんじゃないですかね。
ただ、たとえばいろいろな夫婦の方にインタビューしたら、こういうこと、こういう感情ってあるよねってなると思うんですよ。ごく日常的な夫婦の様相だったり会話だったりが描かれているので、多くの人が「こういうことあったな」とか「桃子の(真守の)感じはわかる」とか思えるであろうシーンが多いので、だからこそワンカットが効いたような気がしますね。
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