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パリマダム中村江里子さん、52歳で「1500年代に建てられた南仏の家」を購入したワケ

女子SPA! / 2024年9月17日 8時46分

 みなさん、気楽に自然体で過ごしていただいています。ルールは一つだけ! 朝食はテラスに8時ぐらいに用意して、「それぞれ好きな時間にどうぞ」としていますが、「10時半には片づけちゃうから、それまでに食べてね」と言っています(笑)。あとはおいしく食べて、おいしく飲む!

──とはいえ、食事やベッドの用意だけでもひと苦労では?

中村:私たち家族と親しい友人ファミリー数人くらいなら、掃除も買い出しも食事の用意も片付けも、もちろん自分たちでします。もちろん、子どもたちも手伝いますよ。でも、それ以上の人数になると、割り切ってプロのシェフの方やハウスキーピングの方の力を借ります。

 私たち夫婦だけでは食事の用意や片付けだけで1日追われてしまいますし、フランスはヴァカンスが長く、またわが家は大勢宿泊することがあるので、家族や友人たちとの時間を心から楽しむためにもサポートしていただくことは必須。実際に最初のころは疲れ果ててしまい…大変でした。

 また、ゲストの方々にも、私がキッチンにこもりきりというのは失礼だったり、かえって気を使わせてしまったりするので。

◆古き佳きものに家族の好みやアイデアを

──3年以上を費やしての改装。どのように進んだのでしょう?

中村:建物自体は古いのですが、逆に至るところに、いまではもう作ることができないような細工や意匠が施されていて。

 また、アンティークの家具や特注の調理レンジなど、先々代の持ち主の方のこだわりもたくさん残っていました。それらを活かしつつ、家族が心地よく過ごせるようにしたいと考えました。

──具体的に手を加えたところは?

中村:まず空調や水回りの設備を整えて、室内は壁の色や照明のかさの色を明るく塗り替えました。モダンなカーペットを敷いた部屋もあれば、木組みのよさを活かした場所もあり、友人のインテリアデザイナーの方の力を借りて一部屋ずつ進めました。

 3人の子どもたちの部屋はそれぞれ南仏ゆかりの3人の画家の壁紙を貼りました。ザラホームのシンプルなアイテムやパリの自宅で使わなくなったものも、うまくマッチしたように思います。

 元々ここにあった古い椅子も、造りはとてもしっかりとしていたので、好みの布地に張り替えてもらいました。南仏の昔ながらの職人さんたちの知恵や技術にずいぶん助けられたと思います。

◆いま55歳。これからの願いは……

──改装や修理は、もう終わったのでしょうか?

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