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“元TBSアナ・38歳”で北海道に出戻った私が、教習所の男性教官に言われた“衝撃の一言”。今の時代アウトでは…?

女子SPA! / 2024年9月20日 8時47分

 こんな異様な怖がりの私が運転なんて楽々にできるはずがない訳で。教習所でもまあ大変でした。

 まず、アナウンサーだった私は目の前に起きている現象を実況してしまう癖があり、それが教習所の先生には非常に目に余ったようでした。

 ここで左折してよろしいのでしょうか!? こんなスピードを出していたら、いざと言うとき止まれないんじゃないでしょうか!? 横断歩道に狐が! いや、猫!? 危ない!! と目の前の情報をそのまま口に出してしまう私。ギャーギャーうるさいこと。

◆教官の発言を受け、“脳内会議”を繰り広げた

 あるとき、私とほとんど年齢が変わらないと自己紹介のときにおっしゃっていた男性教官が、ハンドルをブルブル震えながら握り締める私に向かってこんなとんでもない一言を放ったのです。

「あのさぁ、物覚えが悪いのは年齢のせい? それとももともと?」

 おぉ!?

 これは、今の時代アウトではないでしょうか……? さすがの私も、これにはなんと答えるのが正解か、とっさに判断がつきませんでした。この発言は絶対に指導者として、及び人としてアウトだと思うのですが、車内の密な空間で教官も油断をしてしまったのでしょうかね。

 思えばお酒の席などで、例えば身体的特徴を「いじられ」、それに複雑な気持ちを抱きながらも、なんとなく自虐的に流してしまう……なんていう経験、男性女性問わず、一度や二度は経験している方、いらっしゃるでしょう。私もそうでした。ここに来て、そういったセクシャルな不規則発言のみならず、年齢に関してもこういった暴言が飛んでくるフェーズに自分は入ったのか!? といった脳内会議を数秒のうちにその場で繰り広げた私。

 本来でしたら、

「先生、それはどういった意味でしょうか? 私のようなアラフォーが免許を取得するのはいけないことなのでしょうか?」

 と詰め寄って抗議することが正解だったのかもしれません。その場が丸く収まればいいやという逃げは、結局次の世代にその負債を残してしまうことになるとよく聞きます。絶対に受け流してはいけない、と。

◆正面切って戦えない、へっぴり腰な私

 年齢やセクシャリティに対する何らかの嫌がらせのようなものが発生した場合は、自分だけのためのみならず周りのためにきちんと戦うべきなのだと、頭ではわかっているのに……。私は結局その場を笑ってやり過ごしてしまったのでした。要するに「大人の対応」なるものにかこつけて誤魔化し、逃げてしまったのです。

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