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『極悪女王』熱演 ゆりやん・剛力彩芽・唐田えりか、一番“凄まじかった”のは? イッキ見して分かったこと

女子SPA! / 2024年10月3日 15時46分

欲を言えば、もう少し声が張れるとプロレスラーとしての迫力が増したのでは?! と、感じましたが、今後の活躍を期待させる迫真の演技でした。

◆レスラーとして観る者を圧倒・ゆりやんレトリィバァ

そして本作で最も凄まじい演技を見せてくれたのは、やはり主演! ゆりやんレトリィバァでした。前半は「ゆりやんまんま?!」といった印象でしたが、その後の変貌におみそれしました! まさにダンプ松本として、まさに悪役レスラーとして、物語のヒロインとして、観る者を圧倒。

特に第3話のラスト。劣悪な家庭環境で育ちながらも“優しさ”を捨てきれずに落ちこぼれレスラーだった松本香が、家族への怒り、長与への怒りを起爆剤にヒールレスラーとして覚醒。ダンプ松本へと変貌していく姿からは、目が離せませんでした。

◆伝説のヒール・ダンプ松本を見事再現した

リングの上だけでなく外でもヒールに徹した最恐レスラー。シーンによって垣間見せる、ヒールならではの孤独な表情もお見事でした。

歩き方や表情まで徹底的にダンプ松本を再現し、感動を呼んだゆりやん。主演女優として強烈なインパクトを残しました。

◆観るとプロレス好きになってしまうドラマ

筆者はプロレスを観ないで育ったため、実際に登場されたレスラーの方々もダンプ松本さんのお名前くらいしか知りませんでした。しかし3人の女優たちの鬼気迫るガチンコバトルによって、プロレスそのものにも魅了されるほど。これほどまでに女子プロレスの魅力を映し出した作品に、初めて触れました。ぜひ多くの人に観てほしいドラマです。

<文/鈴木まこと(tricle.ltd)>

【鈴木まこと】
tricle.ltd所属。雑誌編集プロダクション、広告制作会社勤務を経て、編集者/ライター/広告ディレクターとして活動。日本のドラマ・映画をこよなく愛し、年間ドラマ50本、映画30本以上を鑑賞。Twitter:@makoto12130201

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