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松本人志不在のキングオブコント、今年「審査員の好みの問題」がモロ得点に現れた理由

女子SPA! / 2024年10月16日 8時45分

松本人志不在のキングオブコント、今年「審査員の好みの問題」がモロ得点に現れた理由

(画像:キングオブコント2024公式サイトより)

10月12日に放送された『キングオブコント2024』(TBS系)。第17回目となった今回の王者は、ラブレターズ。過去5回に渡る決勝進出での悲願を達成し、史上最多エントリー数3139組の頂点に輝きました。

今回は審査員席に、松本人志の不在とシソンヌ・じろうの加入という大きな変化がありました。また、上位の得点が1点刻みの超僅差であったことや、出場芸人による「(審査は)好みの問題」発言など、大会の最終結果だけでなく、ネット上で物議を醸し出すような話題が多かったように感じます。

今年のキングオブコントの総括を、構成作家の大輪貴史(おおわ たかふみ)さんにインタビュー。かつてピン芸人「大輪教授」として活動していた大輪さんは、2007年にはR-1ファイナリストに選出されており、現在はお笑い養成所の講師や、複数のお笑い事務所による若手芸人のネタ見せもつとめています。

今大会で特に話題となったいくつかのポイントについて解説してもらいました。

◆松本人志の不在。審査員はもっと人数が多くても良かった

――今大会の審査員に松本人志さんが不在となったことでの影響は感じましたか?

<居ていただいた方が引き締まるのは確かだとは思います。とはいえ、滞(とどこお)りなく進んではいましたし、過去にはM-1でも松本さん不在の大会はありましたからね。

ただ、ある程度の芸歴がある芸人さんからすれば、どうしても松本さんに見て欲しい気持ちは強かったのではないかと思います。でも、もしかしたら若い世代からすれば、同じような感覚で、東京03の飯塚さんに見てもらいたいと思っている可能性もありますよね>(大輪さん 以下山カッコ同じ)

――そういう意味では、今回から新加入となったシソンヌ・じろうさんも近しい立ち位置のような。

<じろうさんの人選、良かったと思います。コメントも新鮮さがあって興味深かったです。ただ、正直なところ審査員の数は7人くらいいても良いような感じがありましたね。あそこまで点数が僅差になると、本当に誰が優勝してもおかしくない分、いわゆる“ロッチ現象”みたいなどんでん返しも起こらない状態にはなりましたよね。

ニッポンの社長の辻さんが点数発表の際、飯塚さんに対して『好みの問題』と言うシーンがありましたが、そうなってきているのであれば、もっとたくさんの審査員に見てもらって、いろんな好みがあることを知らせてもいいかな、と。せっかくなら松本さんと同年代くらいの方を入れても良かったんじゃないかと思います>

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