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SM女王様、丸坊主の尼僧…とことんカラダを張る“43歳の名女優”。グラドルから“遅咲き”を経て躍進中

女子SPA! / 2024年10月28日 15時46分

豊川さん演じる主人公・大物地面師を中心に交渉役、法律屋、手配師、情報屋、ニンベン師など裏社会のプロフェッショナルで結成された地面師チーム。彼らが前代未聞の時価100億円超の土地をエサにして、大手デベロッパーに詐欺を仕掛けて巨額を巻き上げるまでを描いています。

◆良い意味でドタバタコメディ味もある

小池さんが演じたのは、地面師チームの一員の手配師・麗子。地主になりすます人物のキャスティング担当でした。手配師はなりすまし候補者を探してスカウトし、地主の個人情報や不動産情報を叩き込むところまでが役割。

そのため本来ならば交渉の場には出向かないのですが、土壇場でキャスティングした女性が降りたため、イレギュラーで自身が100億円超の土地の地主であり、由緒あるお寺の住職を演じることに。

麗子が急遽頭を丸めて尼僧に扮した交渉の場は、小池さんのメリハリの効いた演技によって絶妙なバランスで緊張と緩和が成立。シリアスで緊迫感のあるシーンの連続なのですが、良い意味でどこかドタバタコメディ味もあり、没入感がハンパありません。

余談ですが、地面師チームはアクの強い人格破綻者が多いので、実は情にもろい一面も持つ麗子は主要キャラのなかでは常識人的ポジション。それゆえに麗子はインパクトのあるセリフなどはあまりないものの、クレイジーな地面師たちのなかでは感情移入しやすいキャラとなっており、作品の世界観に現実味を持たせる役割も担っていたように感じます。

◆宮藤官九郎作品『新宿野戦病院』で主演

脚本家・宮藤官九郎さんのオリジナル作品で、小池さんと仲野太賀さんのダブル主演だった7月期ドラマ『新宿野戦病院』。

きらめくネオンでごった返す夜の街・歌舞伎町の片隅に、ぽつんと存在するオンボロ病院「聖まごころ病院」には、やる気がなく腰掛けで勤務している美容皮膚科医・高峰享(仲野さん)ら、クセモノの医師や看護師が在籍。しかし病院には享の叔父で院長の高峰啓介(柄本明さん)しか外科医がおらず、啓介は年老いたアル中のため存続の危機に瀕していました。

そこにアメリカ国籍の元軍医である謎の女医、ヨウコ・ニシ・フリーマン(小池さん)が現れて――という救急医療エンターテインメント。

◆約7分間にもおよぶSMプレイシーン

ヨウコは明るく芯の通った性格で、岡山弁と英語交じりという独特な口調が特徴。手術の腕は雑ながら速くて上手いというキャラクターです。

そんなヨウコがある意味、一番ぶっ飛んだ行動を起こしたのが、第6話でした。

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