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ミャンマー出身人気俳優、コンビニ店員役で堂本剛主演映画に「監督には、とにかくピュアでいてほしいと言われました」

女子SPA! / 2024年11月1日 15時46分

同時に、「これを得たい」という強い気持ちがあるならば、それを捨ててまでチェンジしていくのか。それは、自分自身を捨てることにもなるんじゃないか、それでもいいのか。そう問われているような作品でもあるなと。

――難しいですね。

森崎:何に対して自分は幸せを感じるんだろう、感じるべきなんだろうかと、問い直す瞬間だったと思います。それは沢田さんからだけじゃなく、モーくんを演じたことでも感じました。きっとモーくんが今の僕の立場を観たら、「全て揃ってるじゃん。いいじゃん」と思うだろうけれど、僕は今の自分に満足していないし、まだ見たい景色があって、もっと行きたい場所がある。

そして、そう思うことは悪いことじゃなくて、ここに来るために、もっと先に行くために、目指してきた自分がいるんだということを忘れちゃいけない気がする。そんなことも、今回の映画で学びました。

◆短編映画の監督として映画祭でグランプリ受賞

――今回は“まる”でしたが、今年は監督として、ミュージカル短編映画『せん(SEN)』で、ショートショートフィルムフェスティバル&アジア2024ジョージ・ルーカスアワードのグランプリを受賞しました。“せん”から“まる”への1年ですね。

森崎:たしかに繋がりましたね! 点と点が線になって、それが丸になって。次は点というドラマを作らなきゃかな(笑)。

――『せん(SEN)』もひらながのタイトルですが、本編で“せん”を感じた瞬間、胸騒ぎがしました。素晴らしい作品です。

森崎:ありがとうございます。

――受賞式の様子もYouTubeで拝見して、勝手に感動してました。

森崎:あれ、すごくいいシーンでしたよね! 僕、映画のワンシーンみたいな喜び方をしてました。「俳優だな~」とか思ったりして。でも本当にガチだったんですよ。すごいですよね。あれは、本当にいいシーンでした(笑)。

◆ようやく森崎ウィンを認めてもらえた気持ち

――初監督を経て、見える景色は何か変わりましたか?

森崎:ひとつ思ったのは、自分の信じていた感覚って、伝わるんだな、共感してくれる人がいるんだなと。すごく自信に繋がりましたね。やっと表現したかったことが形になる場ができたなと。ようやく森崎ウィンを認めてもらえた気持ちというか。

こうして映画を作らせてもらって、時間もかかりましたが、それ以上に多くの人と、その人たちの人生の時間を費やしてもらっているわけです。そういう信頼をもらった。今までの自分があって、ようやくここまで来たんだなと。

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