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連ドラ初主演作が話題の44歳個性派俳優、「SNSもネットニュースも見ない」を決めたワケ

女子SPA! / 2024年11月6日 15時45分

――これ地上波でやってるんだ。すごいなって思った記憶があります。

桐谷:やっぱり『インフォーマ』は突き抜けないとっていう思いがあって。それは“エグさ”とかそういうことじゃなくて“何か突き抜けてる”感覚。

 その“何か”っていうのは人それぞれ違うのかもしれないですけど、撮影してても「やっぱ攻めてるよね」「行くよね。そこまで」みたいな感じが『インフォーマ』の痛快さや良さだと思います。もちろん安全性とかはしっかりしてますけどね。

◆衣・食・住・情社会での情報との向き合い方

――あらゆる情報に通ずるカリスマ的情報屋“インフォーマ”を演じる桐谷さんですが、普段はどのように情報と向き合っていますか?

桐谷:僕、本当にSNSを一切やったことないんですよ。ネットニュースとかも基本的に見ない。

 単純に今までSNSをやろうと思わなかっただけなんですけど、今って衣・食・住・情くらいの情報が生活に根付いてるから、無意識に情報を見てしまうし、それが自分の見たいニュースだけじゃないから、見ることによって急に気持ち落ち込んじゃったりすることもあると思うんです。

 だから俺は、情報に関しては自分の気持ち良いものを選んでいったらいいと思ってます。

――私自身も情報に感情が左右されやすいので分かります。

桐谷:あと、情報が本当か嘘かって、実は分からないじゃないすか。

 だから、情報に振り回されるのではなく、自分の気持ち良い風に解釈することで、良い方向に扱えたらと思います。悲しい一面だけじゃなくて、光が差している方向にも行くっていうか。

◆捉え方次第で見える世界が変わる

――なるほど。『インフォーマ』も情報を多面的に見る大切さなども感じられる作品ですよね。

桐谷:情報だけにかかわらず何でも、人によっての捉え方で絶対違うし、物事一つを取っても、自分にとっていろいろな見え方があると思うんですよ。

 例えば、失敗したなって思う出来事でも、“失敗した”だけで終わらずに、“どうしたら自分にとっては成功だったのか”を考えられたら、成功のルートがイメージできるし、こっちの道があるんやって知ることができる。

 失敗じゃなくて、“成功を教えてくれた出来事”っていうふうにも捉えられるんです。どんなことでも一面のものって多分存在しない。コインでも二面あるし。自分の捉え方とか、自分の感覚で全部変わるって感じはしますよね。

◆情報も悩みも捉え方と感覚が大切

――桐谷さんは悩みに直面したとき、いろんなルートを頭の中で探って導き出していくタイプですか?

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