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結局「セブンの弁当は“上げ底”」は本当なのか? 3大コンビニの容器を比べて分かった「明らかな違い」

女子SPA! / 2024年11月6日 8時46分

 コーヒーを容器の真ん中に垂らしてみると、平良に広がらずに端っこに流れていく。

 コンビニ弁当を電子レンジで温めると外アツ、中ヒエということは珍しくなく、底を多少上げて熱の通りを良くすることは合理性がある。それでも、「消費者の目をごまかすための上げ底をしている」と言われても仕方ない。

◆ファミリーマートの弁当はいかに

 とはいえ、他社はどうなのか。ファミリーマートは10月29日にリリースされた「肉コンボ!ミックス弁当」(550円)を選択。

 ハンバーグやウインナー、ベーコンなどが乗ったジャンクな内容だけあってカロリーは747kcalと高い。

 全体の重さは397gで、ご飯だけでは219g。値段を鑑みるとご飯の割合は「幕の内398」と差がないように思う。

◆ファミリーマートの容器も上げ底なのか?

 容器は、セブンの「幕の内398」ほどではないが周囲にくぼみがある。

 おかずが乗っていたエリアのほうが若干上げ底になっているが、「幕の内398」のように真ん中付近が盛り上がっているわけではない。上げ底と言い切ることはなかなか難しい。

◆ローソンのハイカロリー弁当

 ローソンは値段の割にカロリー(871kcal)が高く、コスパの良さを感じさせる「これがのり弁当」(567円)。

 全体の重さは403gで、ご飯だけでは215g。僅差ではあるが「肉コンボ!ミックス弁当」よりはご飯が少なかった。

◆ローソンの容器にもくぼみはあるが……

「これがのり弁当」も端に多少のくぼみがある。

 しかし、真ん中付近が盛り上がってはおらずむしろ平たい。上げ底と判断するにはなかなか苦しい。コンビニ3社の全ての弁当を比較したわけではないが、「幕の内398」「これがのり弁当」「肉コンボ!ミックス弁当」の中では、セブンの「幕の内398」の底が一番上がっている印象だった。

 「幕の内398」は500円を切ってる割にはご飯の量は少なくない。むしろコスパの良ささえうかがえる。しかし、こういった容器を採用してしまうと、せっかくの「コスパ抜群」という魅力が半減しかねない。

 弁当容器に厳しい視線が向けられている今、多少高くても消費者が納得できる容器選びが必要になりそうだ。

<写真・文/望月悠木>

【望月悠木】
フリーライター。主に政治経済、社会問題に関する記事の執筆を手がける。今、知るべき情報を多くの人に届けるため、日々活動を続けている。Twitter:@mochizukiyuuki

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