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38歳で故郷・札幌に“出戻り“した元TBSアナ、近所のコンビニで女性店員に言われた「衝撃の一言」…もう男はいらない?

女子SPA! / 2024年11月8日 8時47分

 私は「同じお布団で寝てますよ! 夏だと暑がって玄関で寝てたりするときもありましたけど、冬だとやっぱり寒いみたいで、ずっと布団の上から動きませんね……」なんて、軽~く返したところ、「一緒に寝てるのかい! それはいいね! 男いらないね!!」と、明るく響きわたるあっけらかんとした声~!

 そして「男なんてめんどくさいからさ!! ワンちゃんが最高だよね!」と爽やかに言い放ったのでした。

 もしここでテレビのバラエティ番組の収録をしたら、最高の録れ高が見込めるのではないかと思うほどの、清々しいすごすぎる発言!

 明るく弾むような北海道弁で「おっとこいらないね!」と元気に言い放たれ、思わずその迫力とカラッとした明るさに度肝を抜かれたものの、なんだか私も「フフフ」と笑ってしまったのでした。

◆そういう発想があったのか!

 これまでワンちゃんと一緒に寝ていることに何の疑問も持っていませんでしたが、そういう発想があったのか! と、実は目から鱗というところが正直な感覚。

 私が20代のころ、ペットを飼っている独身女性を指して、

「彼女はペットを飼っていて、寂しさが紛れるから結婚しないんだな」

 なんて、ヒソヒソと噂話のように呟いてくる人もいたものでしたが、あれだけ明るく健やかに、男いらないね! と言っていただくとむしろ健康的な明るさを感じるというか、なるほど、うちのワンちゃんは自分にとって大切な子どものような存在だと思っていたけれど、実は恋人がわりにもなってくれているのかも……なんてことに気づいてしまったり。

 しかもうちは30キロを超えた大型犬。一緒に寝ていても、例えば寝返りを打つことでその体をつぶしてしまうのではないか……という小型犬特有の心配もなく、まるで人間1人とお布団をシェアしているような感覚になります。

 ゴールデンレトリバー特有のおっとりとした天真爛漫な優しさがあるのみならず、外で物音が聞こえれば、ものすごいスピードで窓辺まで走って行って、野太い声で吠えてくれる。

◆愛犬は心強いパートナー

 正直、夜うちのワンちゃんがいないというのは考えられません。どれだけの安心感を与えてくれていることか。

 いろんな意味で本当に心強いパートナーなのです。結婚する/しない、パートナーが欲しい/欲しくない、の選択は100パーセント個人の自由だと私は思いますが、もし体力や環境が許してくれるのだったら、大型犬との生活は、独身女性だからこそオススメだと言いたいです。

 私は現在の生活スタイルに満足していますが、もしいつか自分にパートナーができたら……そのときは私よりもむしろ、私の愛犬を大切に可愛がってくれる人がいいなあなんて妄想することもあります。

 まぁ妄想ですけどね……だって私のワンちゃんが私の人生のパートナーですから!

<文/アンヌ遙香>

【アンヌ遙香】
元TBSアナウンサー(小林悠名義)1985年、北海道生まれ。お茶の水女子大学大学院修了。2010年、TBSに入社。情報番組『朝ズバッ!』、『報道特集』、『たまむすび』などを担当。2016年退社後、現在は故郷札幌を拠点に、MC、コメンテーター、モデルとして活動中。文筆業にも力を入れている。ポッドキャスト『アンヌ遙香の喫茶ナタリー』を配信中

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