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SNSで人気の“圧強め”ネコ様まんが。日本画タッチの源は、自衛隊で学費を稼いで美大で墨絵を学んだ過去にアリ?

女子SPA! / 2024年12月3日 15時46分

うぐいす:猫の漫画を描き始めたときは、人間を出すつもりは全くありませんでした。出したとしても、顔は見えないくらいにしようと。ですが、今度漫画を出版するKADOKAWAの編集者さんのリクエストで、2人をときどき出しています。ちなみに、男性は夏目漱石の本名から取って、金之助といいます。

 2人は、「たぶん夫婦なのかなぁ?」くらいの感覚で描いています。詳細な設定は決めていなくて、「描き始めたらなんとかなるやろう」といった感じでした。

 キジネコ様の飼い主がスミレさんで、残りの2匹の飼い主が金之助で、などと少し考えていたんですけど、世帯が別という設定が面倒くさくなってしまいました(笑)

◆SNSの投稿は「キジネコ様」が代行のワケ

――ネタはどのように考えているのでしょうか?

うぐいす:まずは猫を描いています。描いてみないと、「その子が何を思っていそうか」がわからないんです。描いてから猫との思い出や体験を記憶から引っ張り出して、エピソードを足しています。1~3ページくらいの漫画は、そのようにして描いています。

――描くときに意識していることがあれば。

うぐいす:猫が柔らかく見えるように描くことです。日本画を描く人間って、細部まで描きたがるんですけど、あまり描き込みをし過ぎないようにしています。

――SNSの投稿をネコ様が代行しているのはなぜでしょう?

うぐいす:2つ理由があります。1つは『2士ペン君』の登場人物の1人、ウミウくんがSNSを投稿しているようなアカウントを運用していたことがありました。そのノリで、キジネコ様のアカウントも運用しています。

 もう1つはネタ帳代わりです。猫がやったことや、思いついたセリフを書き留めておくこともあります。以前、キジネコ様が庭先で野生のトカゲを捕った旨の文章のみで投稿したんです。すると、それに対して何件か攻撃的なコメントがありまして……。

 だから、猫の狩りを漫画にしたときは、ゴキブリに置き換えました。読者の反応を見られると、漫画に生かせることもありますね。

◆「漫画を読むのも好き」だからこそ増やした描きおろしページ

――2025年1月8日発売予定の『今日もネコ様の圧が強い』の発売の経緯も気になります。

うぐいす:猫の漫画をSNSに5件くらい投稿したくらいのタイミングで、KADOKAWAの編集者さんから「出版は確約できないけど、どうですか?」とお声掛けいただきました。

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