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“当たり障りのないお母さん”から別人に大変身。「おしゃれが楽しくない」を脱出した40代女性に“秘訣”を聞いてみた

女子SPA! / 2024年12月19日 8時47分

私自身も他人の目を気にして服を選んでいた時期があったので、この気持ちはすごく分かります。でも、具体的に想像してみることで、思い込みが実際には意味のないものだと気づいてもらえます」

◆「着回しできる服」「服の系統を揃える」は本当に必要?

――「着回しができないといけない」「系統を揃えないといけない」といったファッションの思い込みは、どうしたら解消できるでしょうか?

marie「それも結局は同じなんです。『着回しができなかったらどうなるのか?』『系統を揃えなかったらどうなるか?』と考えてみてください。実際、何も困らないはずですよね。そもそも、なぜ着回しが必要なんでしょうか? 着回しができないなら、同じ組み合わせを一日おきに着ればいいだけです。

私も、『このジャケットにはこのインナーがベスト!』っていうお気に入りの組み合わせがあります。それで自分が一番ときめくなら、無理に変える必要はないと思います。自分が一番気に入っている組み合わせを着ればいいんです。実際に着回しを試しても『これがベストだ』と思える組み合わせって、それほど多くはないですよね」

◆センスがないからおしゃれになれないのではない

―― ファッション誌の「1か月の着回しコーデ特集」ですら、「ちょっと無理があるんじゃ……」っていう日があります。

marie「無理に着回してしっくりこないコーディネートで出かけるよりも、自分の好きなコーデを着続けたほうが気分も良いと思うんです。着回しについても、雑誌などの影響で『たくさん着回さなきゃいけない』と思い込んでいる方が多いと思います。でも、そこは気にしなくて大丈夫ですよとお伝えしています。

もちろん、着回しを楽しめるならどんどんやってもいいと思います。ただ、『しなきゃいけない』と思うことで、本当に着たい服が着られなくなってしまうのはもったいないですよね。ファッションに正解なんてありません。だから、いろんな系統の服を買っても全然いいんです。毎日違う系統の服を着て、その日一番しっくりくるスタイルを楽しむのも素敵ですよね。その時々で自分が着たいと思うものを、自由に選んで楽しんでください」

――marieさんもそのようなマインドで4年前から大きく変わったのでしょうか。

marie「私自身も4年前は、『〇〇でなくてはいけない』という感情にとらわれていました。似合う服を着ないといけない、と思う中で着たい服がなくなってしまったんです。そこから、『似合う服を着ないといけない』などの思い込みを一つずつ捨てて、今のスタイルができあがりました。

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