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松本人志、M-1審査員にいない場合の影響は?2015年の不在時チャンピオンはお笑いファンに歓迎されず

女子SPA! / 2024年12月14日 8時47分

さらに言えば、今は一億総審査員時代とも揶揄(やゆ)されるほど、視聴者一人ひとりが審査の目を持っています。審査員ですら視聴者側に審査されるようなムーブすらあるほど。

M-1グランプリ開始当初は、まだ視聴者が面白い“偉い人”に審査を任せてる側面が強かったように思います。でも今の視聴者たちは、すでに当時とは違う賞レースの楽しみ方を身に着けているのです。

証左として、2022年よりスタートした『THE SECOND』(フジテレビ)の全客席審査は受け入れられていますし、10月にAmazon Prime Videoで配信された『最強新コンビ決定戦 The ゴールデンコンビ』も同様の審査方法で不満の声は挙がっていません。

ここまでくると、M-1グランプリの審査員にも絶対に松本人志がいる必要性はないという結論に達してしまいます。

◆賞レースの功労者として見届け人でもいいのでは?

しかし、私は「松本人志なんていらんかったんや!」なんてことを言いたいわけではないのです。第一回大会だったM-1グランプリ2001で、一般審査員の存在が酷評された頃から考えれば、お笑い賞レースを見る視聴者の目は大きく変わりました。

これはきっと、松本人志が審査員としてM-1グランプリに関わり続けたからこそ。賞レースを成熟させた功労者として、必要不可欠な存在だったことは疑いようもありません。

今年のM-1グランプリが、松本人志の復帰の場となるか否かはまだわかりません。しかし、もしも復帰するにしても、審査員ではなく『THE SECOND』同様の見届け人の立ち位置くらいでもいいのでは?と個人的には思います。

<文/もちづき千代子>

【もちづき千代子】
フリーライター。日大芸術学部放送学科卒業後、映像エディター・メーカー広報・WEBサイト編集長を経て、2015年よりフリーライターとして活動を開始。インコと白子と酎ハイをこよなく愛している。Twitter:@kyan__tama

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