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5年同棲した彼氏にフラれ…傷心旅行で「死ぬかと思った」35歳の大号泣/恋愛人気記事BEST

女子SPA! / 2024年12月12日 15時46分

 そんな旅の3日目、池永さんの体に異変が。昼食後に街をぶらぶらしている最中に寒気がし、ホテルに戻り風邪薬を飲んで横になったものの、どんどん体調が悪化していくのです。

「経験したことのないほどの悪寒がして、体中がガタガタと震えてきて。服を着こんでも布団をかぶっても悪寒は消えず、『このまま死ぬの?』と恐怖がわいてきました。病院に行こうかとも思いましたが、海外の病院は不安だし、そもそもしんどくて動けない。あまりに心細く、思わず元彼に電話をしてしまいました」

 電話に出た彼に泣きながら現状を話すと、聞こえてきたのは深~いため息。そして……。

「『俺は日本にいるし何もできない』『本当にしんどいならまずフロントに電話すべきだ』と淡々と諭され、『もう、こういうときに電話するのは俺じゃないことをわかってくれ』と締めくくり電話を切られました。

 聞き慣れた優しい声を聞いて不安を紛らわせたかっただけなのに、こんな仕打ちにあうとは……。悲しみを癒すはずの旅で辛さとさらなる悲しみをくらい、『これは何の罰なの!?』と死にたくなりました」

◆医師の診断は「腎盂腎炎」……って何?

 泣きっ面に蜂とはまさにこのこと。その後、一晩中悪寒と高熱を繰り返し、朝になって始まった頭痛を鎮痛薬でごまかしつつなんとか帰国。その足でかかった病院での診断は「腎盂腎炎(じんうじんえん)」だったとか。

「腎盂腎炎の症状ってインフルエンザかそれ以上にキツいそうで。抗生剤を処方されましたが、その後1週間ほど高熱や頭痛に苦しみました。ふと、しんどいのに疲れてきた4日目くらいに、『こんなときに頼れる彼はもういない、ヘルプを出せる友人もいない、そしてそれは自分のこれまでの生き方のせい』なんてことが頭をめぐり、孤独感と情けなさにどうしようもなくなり、声をあげて赤ちゃん並みの大号泣をしてしまって。大人でもあんなふうに泣けるなんて、自分でもびっくりしました」

 大号泣でリセットできたのか、症状が治まったあとは普通に社会復帰できたという池永さん。

「ただ、さみしさから連日お酒を飲むようになり、いい年こいてバーで会った男性とワンナイトラブをして避妊をしなかったことに焦ったり、飲みすぎで急性胃炎になったりと、醜態続きで……。これらの反省と、元彼への未練が少し薄れてきたことで、最近やっと元通りの生活を送れるようになってきました」

 恋人との別れはいつ来るかわからない。耐えられる環境とメンタルを持っておくことは大事かも!?

<文/鈴木うみこ イラスト/真船佳奈>

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