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西田敏行の“遺作”映画が「何度観ても泣けてしまう」ワケ。どんな悪役も「愛して演じる」ことの効果

女子SPA! / 2024年12月14日 15時45分

今回も蛭間重勝として、生き生きと企み、麻雀をし、恫喝し、泣いて、笑って、すっとぼける姿で楽しませてくれました。西田氏はアドリブ演技が多いことでも有名だったので、どこからどこまでがアドリブなのか? もはや全部がアドリブなのではないか? とすら思わされます。

劇中で、蛭間と同じ病院で働く医師・加地秀樹(勝村政信)が「蛭間名誉会長は、ずっと死なない気がします」と軽口を叩くシーンがありました。そんな蛭間を演じる西田氏が亡くなったことが、未だに信じられない気持ちです。改めて、偉大すぎる俳優さんだったと強く感じました。

◆自ら歌い上げた応援歌「唯一無二」が最高!

蛭間が愛してやまない東帝大学の応援歌「唯一無二」は、「ゆ・い・つ・む・に~」と始まります。これまでにもドラマで何度か、その美声で応援歌を披露していましたが、劇中でも1番を熱唱。映画館に響き渡る西田氏の歌声は、また格別でした。もう新しい作品で、彼を観ることができないと思うと寂しさが募るばかりですが、劇中のセリフどおり『ドクターX』の世界で、ずっと生きていてくれる気がします。

西田さん、あなたこそ“唯一無二”の存在です。

<文/鈴木まこと(tricle.ltd)>

【鈴木まこと】
雑誌編集プロダクション、広告制作会社勤務を経て、編集者/ライター/広告ディレクターとして活動。日本のドラマ・映画をこよなく愛し、年間ドラマ50本、映画30本以上を鑑賞。Twitter:@makoto12130201

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