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『わたしの宝物』Pインタビュー “田中圭”宏樹、“深澤辰哉”冬月。視聴者で割れる2人の男性の魅力は

女子SPA! / 2024年12月18日 15時47分

――なるほど。

三竿:ただ、今回は恋愛要素にプラスして“托卵”というテーマ、子どもを守る母親の姿もあったりしたので、そういった意味で夫が改心していくっていうところがあると面白いなと思いました。そこでモラハラから育児に協力的で優しい父親になっていくという設定を思いついたのですが、予想以上に田中さんがうますぎて、SNS上でもみなさんの評価が高まっていますね。「宏樹、いいヤツだ」って。こちらとしては、「え、1話のモラハラ、忘れました?」っていうくらい(笑)。

――たしかに(笑)。

三竿:冬月くんに関しては、誰しもが持っている昔の素敵な思い出、夫のことを好きになって結婚していても、どこかで忘れられない初恋の人のような存在だといいなと思い描きました。だから良い意味で、大人になってはいるけど中学のときの冬月くんのまんま、同じように自分に手を差し伸べてくれる、昔と変わらない感じは意識しています。それを深澤(辰哉)さんはよく理解して、自分に落とし込んで演じてくれていますね。苦しくて悲しい役で大変だと思いますが。

◆深澤の魅力は「感度が高いところ」

――最初深澤さんの出演が決まった時、田中さんと松本さんと比べると、実年齢的に少し離れているのかなと感じましたが、いざドラマを見ると違和感なく見れています。

三竿:そうですね。冬月の年齢設定が35歳とか36歳なんですけど、実際の35歳の人よりもキャラクターとしては、もうちょっとピュアであるという感じがハマっているのではないかなと思います。さっき言ったみたいに中学のときの冬月くんが、そのままそこにいるというイメージを深澤さんならやってくれるんじゃないかなと思ってキャスティングしました。

――現場での深澤さんはどのような様子でしょうか?

三竿:深澤さんは「昔から友達だったかな」っていうぐらいにみんなに気さくに話しかけてくれています。田中さんとはライバルのはずなんですけど、すごく仲良くなっていて。ずっと2人でキャッキャキャッキャ笑い合ってふざけ合っているのを、松本さんが“学級委員”のように「そこの男子二人」って注意したりするっていう。その関係性が見ていてすごく和みますね。ただ、その一方で「ここは俺、頑張らなきゃいけないシーンだから」って、気合いを入れる瞬間もあったりして。素敵だなと思って見ています。

――三竿プロデューサーから見た、深澤さんの役者としての魅力を教えてください。

三竿:やはりお芝居だけでなく、ダンスもやっていらっしゃるからなのか、感度がすごく高い方だなと感じています。映像でのお芝居の経験がすごく多いとういわけではないというのはご本人もおっしゃっていたんですけど、お芝居に対して「ここはこういうことで」って説明をすると、すぐに理解して落とし込んでくださって。きっと田中さんや松本さん、先輩たちのお芝居を見ながら、すごいスピードで成長していっているんじゃないですかね。見ていて非常に頼もしいです。

<取材・文/於ありさ>

【於ありさ】
テレビ・ラジオ・映画・アイドル・お笑い・恋愛番組・ガールズムービー…とにかくエンタメ好き!サウナと旅で体を癒しながら、マイメロディに囲まれた自宅でエンタメ漬けの毎日を送っている。

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