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一度だけ不倫した妻に「恥ずかしくないんですか?」“赤の他人”が猛攻撃。妻が返した“特大の嫌味”は|ドラマ『わたしの宝物』

女子SPA! / 2024年12月19日 15時47分

「もう終わったこと」という冬月に「勝手に終わらせるな」と襟首をつかむ宏樹。「栞はどうするんだ」と。

 冬月はこの期に及んでも、栞が自分の子だと気づいていなかったのだ。

 その後、冬月は、今までの美羽や真琴(恒松祐里)とのやりとりを思い出して、ようやくそのことに気づき、戦慄する。

 冬月は再び宏樹に会って、「オレは夏野を救えなかった。彼女を救ったのはあなたです」と断言する。

◆美羽が守りたい、娘以外のたいせつなものは、何なのか

 宏樹は美羽を誘って、ようやくふたりきりで話す機会をもうけた。

「栞を抱いて海に入ろうと思った。栞と親子でいられなくなるくらいなら死んでしまおうと思った」

 衝撃の告白なのだが、美羽は「え」と言ったきり。ここで驚かないのはなぜなのかがわからない。

「あのときからオレ、先に進めない」

 さらなる告白にも、美羽のリアクションは薄い。

 促されて、美羽はようやく冬月とのことを話し始めたが、そこに宏樹への大きな愛情は感じられない。罪悪感ゆえ、がんじがらめになっているということなのだろうが、観ている側にとっては美羽という人間がよくわからなかった。罪を犯したから、言い訳はせず、自らに罰を課しているのだろうか。

 娘の「栞」という名前についても、冬月との思い出がつまった刺繍の栞のことを話してしまうのだが、「死のうとさえ思った」宏樹を、むしろ追いつめているようにしか思えなかった。モラハラ時代の夫への不信感が、彼女をそうさせているのだろうか。彼女が守りたい、栞以外のたいせつなものは、冬月なのか宏樹なのか、あるいは自分自身なのか。

◆「今後、娘との面会は希望しない」身を退こうとする宏樹

 離婚は決定的となり、弁護士が入って粛々と進んでいく。そして美羽はある日、宏樹の弁護士から連絡を受ける。

「最後に3人での面会を希望されています」と。

 宏樹は今後いっさいの娘との面会を希望しないという。言われた日時に、指定された動物園に行ってみると、そこにいたのは冬月だった。

 そのころ、宏樹はスマホから、美羽と栞の写真を次々と削除していた。

 宏樹は身を退こうとしている。夫という立場も、父親という立場も振り捨てて、美羽と冬月が一緒になるべきだと思ったのだろう。あの美羽の告白を聞けば、宏樹がそういう決断をするのはわかりきったことだったのかもしれない。

「たいせつなものってどうしたらいいんでしょうね」と宏樹は喫茶店のマスター(北村一輝)に尋ねる。マスターは胸を指しながら、「ここにしまっておいてもダメージ食らうし……むずかしいね」と答えるしかない。

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