NHK朝ドラの「伝説的カップル」が、まさかの“再会”。6年後のふたりの姿に「涙がこぼれてしまう」ワケ
女子SPA! / 2024年12月21日 15時45分
同じ七夕の日に同じ病院で生まれた鈴愛(すずめ/永野)と律(りつ/佐藤)。運命的な幼なじみのふたりが、互いを必要としながらもすれ違ったり、求めあったりしながら、高度成長期の終わりから現代までを生き抜く物語でした。
天真爛漫というより自己中心的に感じられるヒロイン像や、偏見ともとれる強い台詞、感情移入できない展開により、#半分白目 #半分青い反省会 の反論タグも盛り上がってしまった本作。朝ドラ大好きの筆者でも離脱しそうになった部分はありました―――が、互いに惹かれ合うも素直になれず葛藤する永野×佐藤ふたりの姿はとにかく尊かった。
じらしにじらして第147話(全156話中)でようやく訪れた、添い寝からのキスシーンは今も忘れられません。切っても切れない、そんな絆をふたりは素敵に表現してくれました。
◆6年前の透明感を保つ永野と、完璧な役作りを見せる佐藤
そして映画『はたらく細胞』においても、ふたりの絆が物語の鍵を握っています。
立派な赤血球を目指して奮闘する新人(?)赤血球を演じる永野は、6年前の透明感を保ちながら、健気で愛すべきヒロイン像を創り上げています。一方の佐藤も、ヒーロー力を発揮。圧倒的な身体能力で壁走りを見せるなどのキレキレのアクションと、徹底的に白く塗られた顔面で役作りは完璧です。
自信をなくしてしまった永野に、不器用そうに寄り添う佐藤の姿は、朝ドラのふたりを彷彿とさせ胸キュンしてしまいました。
◆やっぱり萌える! 絆が深いふたりの関係性に、つい涙が
しかしこの物語は、赤血球(ヒロイン)を白血球(ヒーロー)が守るという単純な構図ではありません。互いの存在があって、はじめて互いが機能する。物語のラストに向けて、それぞれが自分の任務を全うするために支え合い闘うふたりを観ていたら、自然と涙がこぼれていました。
自分の体のなかでも、こんな風に細胞がはたらいて守っていると想像したら、誰もが「もっと体を大切にしよう」と思わずにはいられないのではないでしょうか。そんな確固たるヒロイン・ヒーローとして『はたらく細胞』の世界に存在した永野と佐藤。6年前の共演があったからこそ、赤血球と白血球のゆるぎない絆を表現できたのかもしれません。
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“体内パート”を演じた永野と佐藤だけでなく、“人間パート”では芦田愛菜と阿部サダヲも、社会現象を巻き起こしたドラマ『マルモのおきて』(スペシャル版放送の2014年)以来10年ぶりに共演しており、こちらはこちらで感慨深い。
笑って泣ける新感覚の映画『はたらく細胞』は、ドラマ好きにもおすすめ! ぜひ劇場で観てほしい1本です。
<文/鈴木まこと(tricle.ltd)>
【鈴木まこと】
雑誌編集プロダクション、広告制作会社勤務を経て、編集者/ライター/広告ディレクターとして活動。日本のドラマ・映画をこよなく愛し、年間ドラマ50本、映画30本以上を鑑賞。Twitter:@makoto12130201
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