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「毎日飲んだくれてとかはもうやらなくなった」31歳俳優が目指す“カッコよさ”とは

女子SPA! / 2024年12月25日 15時46分

「毎日飲んだくれてとかはもうやらなくなった」31歳俳優が目指す“カッコよさ”とは

野村周平さん

 12月6日(木)に東京・日本青年館ホールで開幕し、12月26日(木)からは京都での公演が始まる、草彅剛主演のウィリアム・シェイクスピア作品『ヴェニスの商人』の舞台に出演している俳優の野村周平さん(31歳)。

 演じるのは、富豪の美女ポーシャ(佐久間由衣)に求婚するバサーニオ。野村さんは、「生半可な気持ちではやれない」と意気込みを語ります。

 これまで数々の映画・ドラマでさまざまな役を演じ、来年はデビュー15周年という節目を迎える野村さん。ここ1~2年「自分なりに頑張っているところがあります」と仕事への向き合い方に変化が。お話を聞きました。

※インタビューの内容は、すべて取材当時のものです

◆「人生のそういう時期なんだなと思った」

――今回の舞台、オファーが来たときの心境はどうでしたか?

野村周平(以下、野村):今までやって来なかった、自分にとって初めてのシェイクスピア作品ということで、最初はいろいろと思うところがありました。というのも今まで自分には難しそうだ、僕には到底できないだろうと避けていたような題材だったので。でも今回、ご縁がありお話をいただいて、これもちょっとした運命かなと思って引き受けました。

――どういうところに運命を感じたのでしょうか?

野村:少し前から自分の考え方が変わってきて、いろいろな音楽、映画、勉強、書籍などを読み、シェイクスピアみたいな作品が好きになってきていたんです。その過程で今回のお話が来たので、シェイクスピアをやるべきときなんだろうと。運命以外の言葉が見当たらなかったのでカッコつけてそう言いましたが(笑)、人生のそういう時期なんだなと思ったんです。

――どのような役柄を演じられますか?

野村:バサーニオを演じます。金持ちですが、だらしなくて金遣いが荒い。すぐなくなり年上の親友アントーニオ(忍成修吾)に金を借りに行くような人です。アントーニオはバサーニオの為に高利貸しシャイロック(草彅剛)から借金をする。人の懐にすぐ入る人たらしなところもあり、詐欺師っぽいところもある。人間味もあり、最後は「走れメロス」的なところもある(笑 )。とてもいい役柄ですよ。

◆作品への意気込み「生半可な気持ちではやれない」

――野村版バサーニオはどのような感じになりそうですか?

野村:自分を寄せていく感じになるのかなと思います。だいぶ昔の人なので、僕のほうへ来てくれることはないので(笑)。自分をどれだけその時代の人間に近づけられるかという感じで演じるわけですが、もともとは英語のセリフを日本語に訳しているわけで、その壁もあるなと。また新たなバサーニオ、『ヴェニスの商人』という感じがします。セリフはあるのですが、作り上げなくてはいけない感じがしています。もっと掘らないとって。

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