関西人「ともこ姉さんをバカにするな!」 『M-1』審査員・海原ともこへの賛否が分かれるワケ
女子SPA! / 2024年12月26日 8時46分
2人は昭和に活躍した女性の漫才コンビ「海原お浜・小浜」の小浜を祖母に持ち、「海原かける・めぐる」のかける(1977年に解散し引退)を父に持つという漫才サラブレッド姉妹です(ちなみに相方の「めぐる」は池乃めだかさん)。
30年以上前から数々の漫才コンクールで受賞してきた実力派で、2020年からは大阪の漫才劇場「なんばグランド花月」で大トリと取る新看板に中川家とともに就任しています。
やすともは漫才の実力だけでなく、関西方面を中心に多数のレギュラー番組も持ち、親しみやすさと人望の厚さから視聴者からも多数の芸人からも慕われている存在。
特に芸人と一緒に関西地方のショッピングモールで買い物をするロケ番組「やすとものどこいこ!?」(テレビ大阪)では、若手芸人の悩みを聞くなどやすともの人望を厚さが垣間見えるだけでなく、番組内でやすともの2人が紹介した商品が飛ぶように売れるなどその影響力は絶大であることも有名です。
このようにやすともは関西で圧倒的な知名度と実力を誇るだけに、Xで散見されたともこさんへの批判に多くの関西人が怒りをあらわにしたのも当然のことかもしれません。
◆関西と関東で違う「しょうもない」のニュアンス
さらに容姿いじりや自虐、下ネタなどで笑いを取ることも多かった女性芸人の中で、やすともは昔からこうした笑いではなく、しゃべくりでのし上がってきたことも特徴です。
12月10日に放送された『女芸人No.1決定戦 THE W 2024』(日本テレビ系)では、最終決戦に残ったにぼしいわし、紺野ぶるま、忠犬立ハチ公3組がすべて下ネタだったことで「女性芸人って下ネタでしか笑いが取れないのか」と波紋も呼んでいました。
こうした昨今の女性芸人を取り巻く状況を鑑みても、やすともが漫才師としての評価が高いために昨年から審査員を務めているのも関西人からすると納得の事実。
「上沼恵美子の次にこの席に座れるのはハイヒールかやすともだけ」、「しゃべくり漫才で爆笑を取って劇場のトリを務める女性芸人が他にいるか」、「やすともを知らない人がM-1の審査員について評価するな」という、ともこさん批判への反論も多く散見されました。
また今回のM-1ではヤーレンズに対する「しょうもないのが見たかった」、マユリカに対する「しょうもないことの連続で面白かった」と「しょうもない」というワードを多用していたともこさん。これに対して「しょうもないなんて失礼」という意見も多く見られました。
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