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宇垣美里、思わず涙!女児の心を奪うNHKアニメの“初恋泥棒”が劇場版で大暴れ

女子SPA! / 2025年1月4日 8時45分

 戦乱の世である室町時代後期を舞台にするにふさわしいシリアス路線ながら、アニメ放送を楽しむ子どもたちの視聴にも耐えられるよう、土井先生の暗い過去は直接的な描写はされず、いつもの大真面目に頓珍漢なことを言う忍たまたちのおとぼけギャグも健在でそのギャップがまた楽しい。

 乱太郎の優しさやきり丸のドケチ、しんべヱの食いしん坊といったお決まりのネタには安心感すら覚えた。

◆忍たまらしい“攻撃”方法には思わず涙が

 物語の肝となるのは土井先生ときり丸の間にある特別で確かな絆。飄々(ひょうひょう)としたきり丸が土井先生の不在に見せる不安げな様子、ここぞというシーンでとる彼らしく忍たまらしい“攻撃”方法には思わず涙が。

 対する土井先生が見せるきり丸、ひいては生徒たちへの思いの強さもまた、それこそが彼を地獄から引っ張り上げてくれた蜘蛛の糸だったのだろうなあと胸がぎゅっとなった。

 より深く楽しみたい、という方はぜひ前作である『劇場版アニメ 忍たま乱太郎 忍術学園 全員出動!の段』で予習を済ませた上での鑑賞をお勧めする。また、公式YouTubeに上がっている「土井先生ときり丸の段」というアニメ回からも、きり丸と土井先生の関係や、一年は組にとって土井先生がどういう存在かが強く伝わってくる。

 この下準備で本作がより刺さること間違いなし。さあ、かつての初恋の答え合わせをしに行こう。

『劇場版 忍たま乱太郎 ドクタケ忍者隊最強の軍師』

監督:藤森雅也 脚本:阪口和久 出演:高山みなみ、田中真弓、一龍斎貞友、関俊彦、大塚明夫 ほか 配給:松竹 ©尼子騒兵衛/劇場版忍たま乱太郎製作委員会

<文/宇垣美里>

【宇垣美里】
’91年、兵庫県生まれ。同志社大学を卒業後、’14年にTBSに入社しアナウンサーとして活躍。’19年3月に退社した後はオスカープロモーションに所属し、テレビやCM出演のほか、執筆業も行うなど幅広く活躍している。

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