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“売れない芸人”に共通する特徴をザコシショウが明かす「YouTubeでバズっても“売れた”とは違う」

女子SPA! / 2025年1月14日 15時47分

ザコシショウ:もし、自分がいまからお笑いを始めるなら、多分最初から動画をやっていると思うんですよ、最初からね。だから、いまの若手の在り方は全然いいと思います。一方で、動画もやりつつテレビ出演も目指したらとは思います。その方が、二本柱になるし、エサはいろんなところに撒いていた方が、売れる可能性も高くなるから、そっちの方が絶対にいいでしょ。

◆最近の若手芸人は、頭がよすぎる

――活躍の場が増える一方で、賞レースでトップを取っても必ずしも売れるわけではないという傾向もありますよね。

ザコシショウ:R-1で優勝した街裏ぴんくは、まさにその代表例。「嘘をつき続けるキャラ」としてブレイクしたけど、中途半端に2枚目ぶるのがよくないなって(笑)。あいつは「お前、おもしろくないな」っていじられたほうが活きるんです。だから、もっと自分のいじられ方を考えたほうがいいと思います。あいつ、かっこつけすぎなんですよ! あと、最近はキャラが面白い漫才師が少ないのも要因かもしれないですね。

――たしかに、学歴も高くて頭の良い若手が増えていますね。

ザコシショウ:みんな頭がいいから、論理的に突き詰めたネタが多い。ただ、本人のキャラが薄いから、バラエティ番組とかでは目立たないんです。俺はキャイ~ンさんや錦鯉みたいなキャラが濃い漫才師が好きだから余計そう思うのかもしれないけど、キャラ重視の漫才師が増えたらもっとおもしろくなるのになって思っています。

まぁ、キャラが薄いのは、お笑いのみならず、プロ野球でもプロレスでも一緒ですけど。昔は王貞治さんや長嶋茂雄さんのような野球選手や、長州力さんや天龍源一郎さんのようなレスラーなど、一度見たら忘れられないようなキャラの濃い人がたくさんいましたから。

――ザコシさんもNSCの11期生でしたが、当時はキャラが濃い人が多かったですか?

ザコシショウ:そうですね。当時のNSCは不良とか変な人もたくさんいましたから。たとえば、面接に行ったら、隣の人が何を思ったか、木の被り物を作って座っている人がいたり。その人は落ちていましたけど(笑)。

◆売れているか売れてないかよりも大切なこと

――売れる人と売れない人には、どんな差があると思いますか?

ザコシショウ:「やりたいことをやってるかどうか」じゃないですかね。芸人でも多いんです。「もうやりたいことがわからない」って言っている人。でも、それっておかしくないですか?「お笑いをやりたい」と思っているから、この業界に入ってきているわけですから。

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