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「私は金ヅルか!?」帰省時のお年玉地獄に嘆く39歳シングル女性。もらえるのが当たり前のように…

女子SPA! / 2025年1月11日 8時47分

 さらに、兄弟たちはひとり都会で働く斉藤さんに「東京の会社勤めって収入いいもんね~?」と少しせびるような口調で言ってくるのもモヤモヤの原因。収入が良いといっても都会暮らしにはお金がかかります。

 家族がいなくても自分に投資してお金はそれなりに出ていくもの。年に1~2回しか会わない甥や姪にお金をばらまけるほどリッチではありません。ですが両親のそばにいてくれることを考えると、あまり嫌な顔もできず、モヤモヤしたまま毎年帰省しているという斉藤さんですが、不満はたまる一方のようです。

「最近は弟妹たちもプレゼントやお年玉をもらえるのが当たり前のようにふるまうこともあり、『わたしは金づるか!?』と思うこともあります」

◆もうひとつ憂うつのタネが…

 さらに斉藤さんの気分を憂うつにさせるのが、両親や親戚の何気ないひとこと。親戚が集まる場で独身なのは斉藤さんひとりだけ。周りも気を使ってくれてはいるようですが、ふとした一言に敏感に反応してしまうこともあるそう。

「なにしろ4家族と子ども12人集まるだけでもすごいのに、叔母や叔父も集まる大宴会が開かれると、どうしても話題は子どもたちの話になります。わたしもある程度合わせて聞いているのですが、習い事や塾の話など、まったくついていけないし、興味もないので疲れます。そのうえ叔母などが『東京は習い事も種類もいっぱいあるんだってねぇ』なんて悪気なく話を振ってから『しまった』という顔をするので、ゲンナリしますね」

 都会生活では独身の友人に囲まれて寂しさも息苦しさも感じることがない斉藤さんですが、帰省した時だけは心が疲れてしまうそう。

◆帰省のたびに揺れる気持ち

「やっぱり自分も結婚したほうが良いのかな、とか、子どもを産むべきなのかな、とか揺れますね。ちょうど微妙な年齢ですし。けれど東京に戻って日常生活をしていると、やはり居心地が良いです。

弟妹からしたらわたしは一人大学を出て『東京に出た勝ち組』みたいに見えるのでしょう。期待を背負っている分、帰省時ぐらいは良い顔をしようかなと最近は半ばあきらめています」

 子どもたちが大きくなってしまえばこの「金づる地獄」から解放されるだろうと期待しつつも、まだ一番下の子は4歳。まだまだ先は長いとため息をつきつつ、今年も帰省を決めたそうです。

<文/塩辛いか乃>

【塩辛いか乃】
世の中の当たり前を疑うアラフィフ主婦ライター。同志社大学文学部英文学科卒。中3繊細マイペース息子と20歳年上の旦那と3人暮らし。乳がんサバイバー(乳房全摘手術・抗がん剤)。趣味はフラメンコ。ラクするための情熱は誰にも負けない効率モンスター。晩酌のお供はイオンのバーリアル。不眠症。note/Twitter:@yukaikayukako

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