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不倫の源田選手、元乃木坂妻と「前を向いていく」で“一言も触れられなかった件”に違和感

女子SPA! / 2025年1月16日 8時47分

個人的に気になったのは、「不倫相手」へのことだ。こういう会見の場合、不倫相手は無視していいのかもしれないが、遠征先でも密会し、彼女との約束を守るために公の場で結婚指輪まで外してみせるほど入れ込んでいた(『週刊文春』12月26日号より)女性には一言もなしというのは、男としてどうなのだろうか。

妻さえ守れば、不倫相手は傷つけてもいいのだろうかとつい言いたくもなる。

妻と不倫相手、立場は違えど同じ人間である。両天秤(りょうてんびん)をかけたのは彼の問題であり、相手女性は彼を信じて待っていたかもしれない。その場合、その信頼は裏切ってもいいのか、妻の信頼さえ裏切らなければいいのかと言いたくもなる。

もちろん、もともと不倫などしなければいいだけの話なのだが、してしまったのは事実。当人と妻、当人と不倫相手、それぞれ話し合いがなされたのだろうが、不倫相手にもきちんと納得してもらったのかと気になってしまう。

◆妻の堅い模範的なコメント

一方の衛藤さんも、SNSで「夫婦でしっかりと話し合いを重ね、共に前を向いて進んでいく所存でございます」と表明。さらに「私自身も夫が野球に専念できるよう支え、彼を支えてくださった多くの方々の為にも、夫婦共に皆様に恩返しができるよう努めてまいります」と綴(つづ)っている。

全体的に表現が堅いのは、夫の後ろにいる球団やファンを意識してのことだろうか。模範的な文言ではあるが、不倫したのは夫であって彼女に責任はない。もう少し「妻の本音」をちらつかせてもよかったのではないだろうか。

とはいえ、まだ事実が発覚してから1ヶ月もたっていない。とにかく夫の職業である野球を優先させ、問題を先送りせざるを得なかったのかもしれない。

3歳と1歳の子を抱える源田夫妻だが、今後、キャンプやシーズンインとなれば衛藤さんにとってはまたワンオペが続く日常が待っている。

人によっては「不倫は精神の殺人」とまで言う人がいる。衛藤さん本人がどう気持ちを整理したのか、あるいは整理しようとしているのかはわからないが、「いい妻」であろうとすればするほどストレスはたまる。人気のあるスポーツ選手の妻で、自らもタレントである女性の立場は、大変なものなのかもしれない。

<文/亀山早苗>

【亀山早苗】
フリーライター。著書に『くまモン力ー人を惹きつける愛と魅力の秘密』がある。男女関係、特に不倫について20年以上取材を続け、『不倫の恋で苦しむ男たち』『夫の不倫で苦しむ妻たち』『人はなぜ不倫をするのか』『復讐手帖─愛が狂気に変わるとき─』など著書多数。Twitter:@viofatalevio

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