チークの位置、リップの塗り方で、“老け見え”は防げる！コツを一流ヘアメイクに教わりました

◆ベースメイクのあと、まずリップを塗る方法も

―― 一気に顔が洒落た気がします（笑）。

山下：すごい似合ってますよ。今回はベースメイク、眉毛、アイメイク、チーク、リップの順番で仕上げたけれど、もし使いたいリップがあったら、ベースメイクが終わったタイミングで先に塗っちゃう方法もあります。

――先にリップですか？

山下：アイメイクしてチークしてからリップを塗ったら、メイクが濃くなっちゃった…ってことないですか？新しいリップを買ったときとか、お出かけのときとか、塗りたいリップが決まっているなら、ベースメイクのあとに、先にリップを塗っちゃいます。じゃないとバランスがわからなくなるから。

リップが赤ならアイシャドウやチークは控えめにするとか、引き算がしやすくなります。

――今度からそうしてみます！

◆「メイクが10年前のまま」という人もけっこう多い

――今日は情報量が多すぎて頭がパンパンです。すごい勉強になりました。レッスンにはどんなきっかけで来る人が多いんですか？

山下：転職のタイミングで来る方もいれば、メイクをしているのにすっぴんに間違えられたとか、きっかけはそれぞれなんですけど……10年ぐらいメイクが変わっていないから変えたい、教えて欲しいという方が多いですかね。

あとは、レッスンで知ったコスメや道具を買ったから、もう1回それを使ってメイクしたいという人もいるし。「前回は冬にレッスンに来たから、今度は夏メイクを習いたい」という人もいます。

メイクアップレッスンの他に、ヘアアレンジのレッスンもありますよ。パーソナルのレッスンは私の一方的な押し付けになってはいけないと思うので、どうなりたいのかをまず伺って、その人の雰囲気や好み、生活スタイルに合ったメイクやヘアをお伝えできたらと思っています。メイクはやっぱり楽しいものだと思うので。

――楽しかったです！明日の朝メイクするのがすごく楽しみになりました。

◎山下智子さん

1979年東京生まれ。ヘアメイクアップアーティスト。女性誌、カタログ、広告、テレビなどで幅広く活躍中。田中みな実さん、宇垣美里さんなど女優やモデルからの支持も厚い。約10年前から個人向けのヘアメイクレッスンを続けており、2023年10月にパーソナルレッスンを行う「m.mood（ムード）」をオープン

Instagram:@tomokoyamashita_hairmake

＜文・モデル／大日方理子　撮影／林 紘輝（扶桑社）＞

【大日方理子】
（おびなた・りこ）スタイリスト。1979年生まれ、お茶の水女子大学卒。『Ray』などの女性誌やテレビでスタイリストを務める。きれいめからカジュアルまで、今の気分を取り入れたスタイリングが得意。骨格診断アドバイザー。猫背改善で身長149cm→151cmに。中学生の女の子がいる1児の母でもある。公式HP