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香取慎吾『日本一の最低男』が、2話から“評価爆上がり”の理由。「このドラマは信頼できる」と確信した場面は

女子SPA! / 2025年1月23日 8時46分

 この話を聞いた一平は、剣聖と智也が結婚式を挙げるまでの様子を映したドキュメンタリー番組の制作を考案。剣聖の思いを番組を通して父・慎太郎に伝えることで、2人の関係性を修復させれば慎太郎の懐に入り込めると画策する。

 幸い、剣聖と智也は番組制作を快諾。ただ、剣聖が慎太郎にカミングアウトする場に撮影のために同席した一平ではあるが、その際剣聖から「俺、ゲイなんだと」と聞かされた慎太郎は激しく狼狽。険悪な空気が流れる中、剣聖は逃げるように慎太郎の前から立ち去ってしまう。

◆「誰かを感動させるための素材じゃない」

 カミングアウトが上手くいかなかったことにより、剣聖と智也の関係も悪化し、結婚式もキャンセルすることに。そして、剣聖から撮影辞退の申し出を受けると、一平は何とか引き止めるために言葉を並べる。ここで2人は「僕たちはニュースの題材じゃないんです。僕たちを取材するときに『LGBTQもの』っておっしゃいましたけど、僕たちは誰かを感動させるための素材じゃないんです」と激高。

 続けて、「一平さんは『辛くて大変なことばかりでしたよね、力になります』って言いましたけど、別にゲイだからって全ての瞬間が辛いわけじゃない」「『大変』という言葉で僕たち2人をくくらないでほしい。僕たちはかわいそうな人じゃありませんから」と声を荒げた。

◆「このドラマは信頼できる」確信を持てた場面は

 最終的に一平は改心して、剣聖と智也のための手作りの結婚式の開催を提案。無事に結婚式を成功させるだけではなく、剣聖と慎太郎の関係も改善に向かい幕を閉じた。ハッピーエンドではあったが、序盤に剣聖がゲイであることを一平にカミングアウトした時には嫌な予感がした。というのも、「ただ“今流行っている題材”という理由からセクシャルマイノリティを登場させただけでは?」という疑問が頭をよぎったからだ。

 セクシャルマイノリティが置かれている境遇や、必要な知識に触れられるため、ドラマで描かれること自体は気にならない。とはいえ、最近は“体(てい)のいい題材”としてメディアで取り上げられているイメージも少なくない。「このドラマもそういう感じか」と落胆しかけていたが、剣聖が「僕たちはニュースの題材じゃないんです」と言い放ったシーンでその考えは逆転。昨今の“マイノリティブーム”を揶揄するセリフの連続に、「このドラマは信頼できる」と確信を持てた。

◆マイノリティが虐げられる姿に、多くの人が熱狂

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