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BEAMS社内プロジェクトが防災ブランドとコラボしたヘルメットが「オシャレすぎる」納得の理由。開発者に話を聞くと

女子SPA! / 2025年1月26日 8時46分

――「みせる」「飾る」という要素は、もしかしたら防災のプラスになる? とも思いました。めったに使わないものだと奥にしまってしまうけど、目に見える場所にあればなにか起こったときにすぐ被れるし、「あそこにある」と普段から把握しやすいです。

奥村:そのとおりです。絵画を飾るのと同じ考え方ですよね。絵画は買ったら押入れにしまわないし、それと同じ感覚でヘルメット自体もインテリアとして見せてしまおうと。つまり、取りやすい場所にヘルメットがあるということです。

◆ヘルメット上の“光る星”は防災面でもプラスに

――飾れるという要素がある一方、防災用としての実用性はいかがしょうか?

奥村:もちろん、まったく問題ありません。元となるヘルメットは、防災専用ヘルメットの大手「谷沢製作所」のものです。飛来・落下物、墜落時保護などの検定を通った、国家検定合格品のヘルメットなんです。

それでいて、飾れる可愛らしさもある。実際に手に取ってみるとわかりやすいですが、ヘルメット上にはいろんな星があしらわれています。中には、箔プリントでキラッとする星もあります。写真ではわかりづらいですが……。

――避難中にヘルメットが反射することで、「ここにいますよ!」というアピールになるかもしれません。

奥村:そうですね。ライトに当たると反射して見え方が変わるので、インテリアとしてもおもしろいです。

◆ファッションブランドとのコラボは2028年まで続く

――今後、ヘルメット以外でファッションブランドとコラボする可能性はありますか?

奥村:実は、バッググメーカーのACE(エース)とずっとコラボを続けていて、2025年9月には新しい防災グッズを発表します。いろいろなメーカーさんと頻繁にコラボしており、サイボウパークがコラボする相手・商品は2028年の分までもうすでに決まっているんです。

――そんなに先まで!? たしかになにがあるかわからない世の中ですし、常に防災グッズは求められていますよね。

奥村:特に、島国でこれだけプレートが重なっている国はほかにあまりないです。南海トラフ地震も予測されていますし、地震だけでなく豪雨にも注意が必要ですからね。

==========

 とにかく、アパレルが手掛けたという事実はデザイン性として説得力十分! 普段から防災を身近に感じるという意味でも、“みせたい防災”というコンセプトはすごく有意義でしょう。

 みせて、飾ることで安全がより身近になる……なるほど、盲点でした。

<取材・文/寺西ジャジューカ>

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