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ジブリキャラにバルタン星人…雪景色に突如あらわれる “雪だるま”の完成度がスゴすぎる。作者本人を直撃すると

女子SPA! / 2025年1月28日 8時46分

――パン切り包丁も使うんですか!

としにゃん:あと、「溶かす」という作業をすることもあります。はんだごてを使って線を引くイメージですね。「削る」だけだと、雪は結構崩れちゃうんです。だから、溶かしつつ表情をつけるというか。特に、目の部分は細かいので「削る」だけでは厳しいんです。

――はんだごてまで……。たしかに、自然に溶けたらまずいですよね。

としにゃん:そうですね。でも、日差しが強かったり気温が高いとつくっている矢先に溶けちゃうんです。そうなると、もう形もでき上がらなくて。今月、『ハウルの動く城』に出てくる「荒地の魔女」をつくったのですが、この雪だるまは夏に砂浜に立てるパラソルで日を避けながらつくりました。傍から見たら「あの人、何やってんだ?」って思われたでしょうね(笑)。

◆「荒地の魔女」の制作時間は5~6時間にもおよぶ

――そのような作業を経て、作品が一つ完成するまでにどのくらいの時間がかかるのでしょう?

としにゃん:「荒地の魔女」は2~3日に分けて作業し、トータルで5~6時間ぐらいかかりました。ものの大きさにもよりますが、だいたいそんな感じです。

――10年の製作歴のなかで、雪だるまをつくるのはやはり慣れていきましたか?

としにゃん:そうですね。最初はひたすら雪を積み上げてスコップでつくっていたのですが、次第に土台からつくっていくことを覚えました。丸い形をつくるときは手だけでは難しいので、食器やボウルに雪を詰めて調理器具の型をそのまま流用することもあります。ホームセンターや100円ショップを回り、「これは使えそうだな」というのを物色したり(笑)。

そういうやり方にたどり着くまでは、長い時間がかかりました。いろいろ試行錯誤していてると経験則が増え、役に立っていくんです。

――先ほど伺ったパン切り包丁や漬物桶の活用も、経験を重ねて習得した技術なんですね。

◆『鬼滅の刃』『天空の城ラピュタ』『キン肉マン』などの雪だるまも

――10年の製作歴のなかで、会心の出来だった雪だるまはどれですか?

としにゃん:『鬼滅の刃』が流行った4~5年くらい前に下弦の伍の「累」というキャラクターを作ったのですが、これは約14万いいねにまで達しました。会心の出来でしたし、SNSの反応もいまだにこれは超えられません。

これとは別に、2018年には『天空の城ラピュタ』に出てくるロボット兵の雪だるまを作ったこともあります。『ラピュタ』で壊れたと思っていたロボットが動き出すシーンがあるのですが、その場面を再現した雪だるまは今も個人的に気に入っています。

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