大スターだらけの『やすらぎの刻~道』、多少のNGでも芝居を続ける理由

週刊女性PRIME / 2019年4月29日 12時0分

『やすらぎの刻〜道』

 倉本聰脚本、石坂浩二、浅丘ルリ子、加賀まりこら往年のスターが競演し、好評だった昼の帯ドラ『やすらぎの郷』の続編、『やすらぎの刻~道』(テレビ朝日系・月曜~金曜昼12時30分~)。新たなメンバーが加わった人間模様と、劇中劇『道』の2つのドラマで描く誕生秘話、撮影舞台裏とは―。

7人の新たな入居者
2つのドラマが展開

 2017年4月から半年間放送され、好評を博した倉本聰脚本『やすらぎの郷』の続編で、1年間放送する。

 芸能の世界に貢献した人しか入居できない特別な老人ホーム『やすらぎの郷』を舞台に、石坂浩二扮する主人公の脚本家・菊村栄が、そこで暮らす往年のスターたちのさまざまな騒動に巻き込まれ、人間模様を見つめてきた。

 出演は浅丘ルリ子加賀まりこ上條恒彦藤竜也風吹ジュンミッキー・カーチス山本圭ら前作のメンバーに加え、いしだあゆみ大空眞弓丘みつ子笹野高史ジェリー藤尾松原智恵子水野久美ら7人が新入居者として登場する。

倉本先生はそれぞれのキャラクターをあて書きするので、役者さんのプライベートと重なるエピソードが登場することがしばしばあります。

 ただ、菊村に関しては別菊村の行動やセリフには石坂さんのプライベートよりむしろ、倉本先生ご自身のお気持ちが強く表れていると思います」

 と、中込卓也プロデューサー。

 続編は“やすらぎの郷”の人間ドラマに加え、菊村が執筆中のシナリオ『道』が映像化されていき、2つの物語が展開されていく。

前作終了後から、ぜひ続編をやりたいと思っていました。でも、倉本先生は“(『やすらぎの郷』は)書ききった”というお気持ちが強かった。そのためテレビ朝日開局60周年記念帯ドラマ劇場には、先生のかつての戯曲がベースの物語の企画を進めていました。

 ところが、その物語だけでは1年間放送のドラマにするボリュームがないと先生がおっしゃったので、“それなら、『やすらぎ』の続編の中でやりませんか?”と提案しました。幸い、菊村は脚本家。劇中劇のような形で展開できるのではないか、と思ったんです。

 倉本先生は迷っていた様子でしたが、1か月もしないうちに9話までの脚本を完成。“面白い!”と言うと、さらに5話分を見せてくださいました。深い考えなしに提案したのに、先生の手にかかると、劇中劇の“道”が必然性のある作品になりました。

 シニアを意識したドラマで、視聴者の方には老人のリアルと、その方たちが若かりし時代の思い出の両方を楽しんでいただけると思います」(中込P、以下同)

オーダーメードの
お嬢の衣装に注目

 前作では描ききれなかったお嬢(浅丘)やマヤ(加賀)のかつてのエピソードや、新たな恋などスターたちのそれぞれの物語が展開するのも注目ポイント。

「みなさん、セリフ覚えが大変などと言いますが、ほぼ頭に入った状態で現場に入られています。いちばんセリフが多い石坂さんはいつも完璧だし、座長としても気配りをしてくださいます」

 劇中でライバル視しているお嬢とマヤのような関係が実際にもあるのでは?

「当然あるでしょう。文句を言いたいこともあるかもしれませんが、そこは“毒をもって毒を制す”。現場は大スターだらけですから、自分だけクレームを言うとカッコ悪いから、どなたもおっしゃらないんです(笑)

 百戦錬磨の役者がそろい撮影は快調で、予定時間より早く終わることも多い。

「撮影開始前に呼びに行かなくても、セットの準備ができたころには入ってきてくださいます。多少NGを出しても、監督が止めない限り芝居を続けるのも、フィルムが貴重だった時代の映画で活躍した方々ならではです。一発OKも多く、順調に撮り進んでいます

 お嬢の衣装も女性必見の見どころ。

「浅丘さんは前作で80着くらいをオーダーメードしていましたが、今回も新しいものを作っておられます。お嬢の衣装についての問い合わせはとても多いので、浅丘さんご自身も“私の衣装を楽しんでくださる方がいらっしゃるから”とこだわって、いろいろとご提案くださいます」

 放送直前に体調を崩して降板した八千草薫、冨士眞奈美が演じた前作の人気キャラクターが、登場するシーンもあるそうなので、お見逃しなく。いろんな楽しみ方ができる今作は4月8日にスタートしたばかり、まだ間に合います!

出演者にも好評“やすらぎ”スイーツ

 “道”編の舞台である山梨の老舗銘菓『桔梗屋』とコラボした期間限定のスイーツ『「やすらぎの刻~道」オリジナル桔梗信玄 餅どら』が登場。もち入りのどら焼きで、出演者にも“おいしい”と好評。『桔梗屋』やサービスエリア、道の駅などで買えるので、ご賞味あれ!

『道』キャスト5000人オーディション

 “道”編では主人公の夫婦となる、しの(清野菜名)と公平(風間俊介)以外の配役についてはオーディションを行い、5000人が応募し、34人が選ばれた。

「この中から“やすらぎ出身”といわれる俳優さんが世に出てくれたら、うれしいなと思います」(中込P)

 合格者のなかには、ダカール・ラリーに出場するバイクレーサーで俳優の風間晋之介(35)が、公平の兄役で出演。ネクストブレイク予備軍にも注目を!

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