トイレットペーパー“リボン結び”に野々村友紀子が喝!「おケツ丸出しで何が女子力じゃ」

週刊女性PRIME / 2019年4月28日 12時0分

トイレットペーパーの“リボン結び”に野々村由紀子は──

 それは“女子力の高さ”の証明か、“インスタ映え”のためなのか──。「トイレに入ったらペーパーがリボン結びしてあった」というSNSの投稿が世間に賛否両論ありながら波紋を呼び、ワイドショー等でも取り上げられるほどの大ごとに。そんなニュースに放送作家でNSC東京校の講師も務める野々村友紀子は、怒っている……!

* * *

 一体、「女子力」ってなんなんでしょう。そんなことを考えさせられる一枚の写真でした。

 みんなが使う公衆トイレのトイレットペーパーホルダーにドーン!と鎮座する大きなリボン。“ひだ”もたっぷりと取られており、かわいい形のリボンです。

 ほーう、公衆トイレで…(*想像してみよう)ホワンホワンホワンホワン…(*あ、今のは妄想に入る音です)「ふー、相変わらず女子トイレは並ぶなー。5分は並んだな。やっと次かー。…にしても前の人、長いなー。あー、やばい。結構切羽詰まってきたぞ!ソワソワソワソワ。…あ!!やっと前の人出てきた〜。早く早くー(ガチャ!バタン!)ふ〜… なんとか間に合っ… あ、トイレットペーパーがリボンになってる。わー、カワイイ、ウフッ」 …いやいや、ならんわ!!!

 いらんいらん! こんなとこに女子力いらんねん! どうせおケツふいたらサヨウナラする紙、形なんてどうでもいい! かわいさなんてなくていい! まず、どのタイミングでこれ作った!? たぶん、自分が用を足した後だよね? 

 おーい。すっごく嫌なんですけど! おケツ丸出しの全く知らない人が汚い手で折ったリボンを、おケツ丸出しの人が見る。…なにこれ! 「かわいい〜」ってならんから! おケツ丸出しで何が女子力じゃー!! 

だだの「いらんことしい」やで

 考えてみて? おケツ丸出しでケーキ焼いてて女子力高いか? おケツ丸出しで刺繍してたら「女子力高〜い」って言われるか? 言われへんやろ。まず女子は何事もおケツしまってからじゃーー! 

 ほんま、我慢して行列に並んで、やっと出てきた前のヤツがこんなんしてたら、私ならおケツ放り出したまま説教に行くかもしれない事案やで!…ちょっと待って。さっきから私、おケツおケツ言い過ぎ! こっちの女子力がダダ下がりだわ。どうしてくれるねん!! とにかく、そんなことで時間かけて女子力発揮する前に、速やかに用を足して、一刻も早く、なるべく清潔な状態で次の人に明けわたすほうがよっぽど女子力高い! 

 しかも、だいたい1回分のトイレットペーパーを使って作ってるそうやけど、無駄なことすなー! 公衆トイレでは、誰がどんな不衛生な手で触ったかわからんそのリボンは破って捨てられる可能性が高いから、全然エコじゃない!女子力以前の問題や! これはもう関西弁で言えば、ただの「いらんことしい」やで。意味は「余計なことをする人のこと」や! いらんことすなー! 

 なんか最近ニュースにもなってた、ツイッターで『名探偵コナン』の映画を観に行くことをつぶやいたら、必ず「犯人は●●です」というネタバレメッセージを送ってくる究極の「いらんことしい」がいるらしいけど、下手したら公衆トイレでのトイレットペーパーリボンはその次くらいの「いらんこと」やで! もし、公衆トイレでリボン作りながら、コナンの犯人言いふらしてるやつがいたらもうそれはキング・オブ・いらんことしいや!! それくらい、余計なお世話なんですよー!

…ホワンホワンホワンホワン…(*あ、妄想が終わった音です)

…と、ちょっと想像しただけで、「かわいいけど、これは公衆トイレではやったらあかん」とわかりそうなものですが…。

 まあ家でやるなら、何も問題ないんだけどね。確かにパッと見たときにかわいいし驚きがあるから、友達が来る前や、家族を驚かせるためにキレイな手でやればいい。実際にSNS上でも、自宅で花柄や色付きのトイレットペーパーでリボンを折ったり、バラやハートを折った写真をたくさんの方が公開しているし、中には兜や折り鶴などなどを折るツワモノもいて、見ているぶんには楽しいですから。

女子力は“自己満足”ではない

 冒頭に戻ります。女子力とはなんでしょう。

 パステルカラーのかわいい小物やポーチをたくさん持っていること?

 居酒屋で大皿料理を率先して綺麗に取り分けてあげること?

 ティッシュとハンカチをいつも持ち歩くこと?

 それも大事。ないよりある方が絶対いい。でも、私は、「気配り」と「思いやり」こそ、最大の女子力だと思っています。まず、人の気持ちに敏感で、人の気持ちに寄り添えること。なかなか「これが女子力だ!」と言い切るのは難しいけど、なんとなく女子力の高い人っていうのは、常に周囲に気を配り、自然に人のために動けて、自分も人もより気持ちよく生活できている人のように感じます。

 そういう人って、清潔感や身だしなみを大切にしているので、一緒にいて気持ちがいい。そういった意味では、今回のトイレットペーパーリボン事件は、私の中では、「女子力」とは真逆。女子力は、「ただの自己満足」ではないのです。

 いくらパステルカラーに囲まれていても、それが洗濯もしていない薄汚れた服や、掃除もしていない汚部屋では、「女子力高〜い」とはならないですよね。

 もはや、こういうことって、女子力というよりは、男女関係なく必要な「人間力」なのかな。周囲に気配りができて清潔で、一緒にいて気持ちいい人は、男女関係なくモテますよね。女子力もいいですが、人間力も上げて。そういう人を目指したいです。


プロフィール

野々村友紀子(ののむら・ゆきこ)                      1974年8月5日生まれ。大阪府出身。よしもとクリエイティブ・エージェンシー所属の芸人、2丁拳銃・修士の嫁。 芸人として活動後、放送作家へ転身。現在はバラエティ番組の企画構成に加え、 吉本総合芸能学院(NSC)の講師、アニメやゲームのシナリオ制作など多方面で活躍中。著書に『あの頃の自分にガツンと言いたい』『強く生きていくために あなたに伝えたいこと』(ともに産業編集センター)『パパになった旦那よ、ママの本音を聞け!』(赤ちゃんとママ社)がある。

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