市川流「三代襲名」に隠された思惑、海老蔵「東京五輪で親子舞踊」の野望

週刊女性PRIME / 2019年5月22日 17時0分

三代襲名披露の記者会見に登場した、左から市川ぼたん、堀越麗禾、海老蔵

「私にとりましても、父にとりましても、麻央にとりましても、本当にうれしいこと」

 そう笑顔で語ったのは、市川海老蔵。5月12日、海老蔵の長女・麗禾ちゃんが、四代目市川ぼたんを襲名することが発表された。市川ぼたんとは、日本舞踊市川流の名跡だ。

歌舞伎界の舞踊といえば、花柳流や藤間流などが有名ですが、各々の屋号が舞踊の流派を持っているケースも少なくないんです」(梨園関係者)

 市川流は市川團十郎家が始めた日本舞踊で、現在の家元は海老蔵となる。

「今回の三代襲名では、十二代目市川團十郎さんの妹で、海老蔵さんの叔母にあたる二代目市川紅梅が、総代として初代市川壽紅を襲名。海老蔵さんの妹で、三代目市川ぼたんが四代目市川翠扇を襲名します」(スポーツ紙記者)

 この名跡には、どれほどの価値があるのか─。

なぜこのタイミングで襲名させたか

「團十郎の直系である市川流の名跡ですから、ほかの歌舞伎一門の流派に比べると価値は高いといえます」(前出・梨園関係者)

 市川猿之助家の一族で歌舞伎研究家の喜熨斗勝さんも、市川ぼたんに思い入れが深い。

「僕の中では“ぼたんちゃん”なんです。二代目のぼたんさんが子どものころ、親父のところによく遊びに来ていて、家族ぐるみでお付き合いしていました。すごく愛嬌があって、みんなに可愛がられていましたね」

 代々、歌舞伎の踊り手として愛されてきた名跡だが、なぜ海老蔵はこのタイミングで愛娘に襲名させるのか─。

来年に開催される東京オリンピックを視野に入れた発表だと思いますね」

 そう話すのは芸能レポーターの石川敏男さん。

海老蔵さんは開会式で長男の勸玄くん、麗禾ちゃんの親子3人で踊りを披露したい。そんな夢を見ているんじゃないかな」(同・石川さん)

 ぼたんの襲名発表は、くしくも母の日だった。

「天国にいる麻央さんに約束したと思いますよ。世界中が注目する大舞台で、立派になった子どもたちの晴れ姿を見せると」(同・石川さん)

 前出の喜熨斗さんも、

「オリンピックまでに海老蔵さんは團十郎を襲名し、勸玄くんは市川新之助を襲名します。そのとき、麗禾ちゃんもきっちりとした踊りの名を持っていたほうが舞台に立ちやすいですよね」

 5月中旬の昼、自宅から出てきた海老蔵の母・希実子さんに話を聞いた。

─このたびは麗禾ちゃんの襲名、おめでとうございます。

「ありがとうございます。今、急いでいるので……」

 と、足早にタクシーへ乗り込んでしまったが、その顔からは笑みがこぼれていた。

 東京オリンピックの開会式に、“ぼたん”という一輪の花が咲く日が来るかも。

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