「若く見えるね」を鵜呑みにすると結婚は遠のく、“実年齢に自覚なし” の痛い事例

週刊女性PRIME / 2019年6月16日 21時0分

写真はイメージです

 実年齢の自覚があなたには、ありますか? 「若く見えるね」という他人からの褒め言葉を鵜呑(うの)みにし、本気にしていませんか?  

 婚活ライターをしながら、仲人としてもお見合いの現場に携わる筆者が、目の当たりにした婚活事情を、さまざまなテーマ別に考えていく連載。今回は、「婚活において大切なのは実年齢! 自覚せよ!!」です。

写真よりも老けていて、同い年に思えない

 先日、私の会員の葉子さん(39歳、仮名)が、他の相談室の同じ年の男性、裕太さん(仮名)からお見合いの申し込みをされ、お会いしました。私がお立ち会いに伺ったのですが、裕太さんは、背こそ160センチなく小柄だったのですが、顔はハンサムで素敵な方でした。

 お見合いを終えた葉子さんから、すぐにLINEが来ました。

「楽しくお話ができました。今日の方は、交際希望でお願いします」

 ここのところお見合いをしても、男性と話がうまく噛み合わなかったり、まったくコミュニケーションがとれなかったりが続いていたので、葉子さんとしては、久しぶりの好感触を得た出会いだったようでした。

 ところが、お相手の裕太さんからは、お断りが来たのです。その理由がこうでした。

「写真よりも女性が老けていました。そこでテンションが下がってしまった。同い年の女性には見えなかった」

 自会員だから欲目で言うわけではありませんが、葉子さんは、39歳でもスレンダーな体形をキープしているし、おしゃれだし、美人さんです。

 裕太さんは、小柄だしスタイルのいいハンサムなので、おそらく他人に実年齢を言ったときに、「え〜っ、若く見えますねぇ」と言われる機会がこれまでも多かったのでしょう。

 ですが、私には二人が同い年に見えたし、彼が39歳よりも特別若い容姿には見えませんでした。

「私には、年上すぎます」って、5つだけですが

 由美さん(46歳、仮名)は、美人でスタイルもいい。おそらく、「きれいですね」という褒め言葉を、これまでたくさん言われながら年を重ねてきたのでしょう。

 入会登録後、50代男性からのお申し込みがたくさんありました。ところが、50代の男性のお申し込みは、まったく受けませんでした。

 申し込むのは、年下ばかり。上でも48歳くらいまで。この狭い年齢ゾーンで申し込むので断られることが多かったのですが、それでもたまに受諾をされることもありました。

 そうしてお見合いをすると、たいていは由美さんからお断りを入れていました。その理由がいつも決まっていました。

「今回の方、『結婚しても子どもは考えていない』『いらない』とおっしゃるんです。私は子どもを授かることをあきらめていないので、子どもをいらないと思っている方とは結婚できません」

 妊娠する年齢には個人差があり、45歳を過ぎても子どもを授かっている女性は確かにいます。先日も、知り合いの仲人さんの相談室を成婚退会した46歳の女性が、47歳初産で、元気な女の子を出産しました。

 ただこうしたケースはまれで、46歳の女性と結婚して子どもを授かろうと思っている男性は少ないと思います。

 由美さんの申し込みを受けてくださる男性は、「子どもはもういらない」という方たちでしょう。「一緒に人生を歩いていけるパートナーを探している」のだからこそ、年齢の近い美しい由美さんとお見合いしてみたいと思ったのではないでしょうか?

 あるとき、51歳で年収が1200万円ある男性から、由美さんにお申し込みがありました。お写真も若々しくて素敵。私が、「とても条件のいい方だし、ハンサムだし若々しい。この方は会ってみましょうよ」というと、由美さんがこう言ったのです。

「51歳ですか? 私には、年上すぎます」

「ええ〜っ!」と思いましたが、結婚相手はご自身が選ぶものですから、私はそれ以上、何も言いませんでした。

 でもね、5つは、上すぎませんって(笑)!

「ちょっと年下ですけど」って、13歳下ですよ!

 千恵美さん(39歳、仮名)が、義男さん(50歳、仮名)とお見合いをしました。義男さんは、大手企業に勤める年収2000万円の男性でした。

 お見合いを終えた千恵美さんのお返事は、お断り。理由は、11歳上という年齢差でした。

「話をしていて、ジェネレーションギャップを感じてしまいました。なにか、お父さんと話をしているみたいで。見た目も娘と父というか。どんなに条件がよくても、男性として好きになることはないと思うので、お断りでお願いします」

 20歳以上の年齢差があるならまだしも、11歳の年の差を “親子”と感じるのはどうなのでしょう。まあ、これも個人の感じ方の違いですね。

 そんな千恵美さんが先日、婚活パーティーに参加しました。2時間のパーティーを終えて、最後に気になった方の番号を書いたのですが、千恵美さんが選んだのは、なんと26歳の男性でした。

 パーティーを終えた後に、私にこんなメールが来ました。

「今日のパーティーでいいと思ったのは、◯番の男性。ちょっと年下ですけど」

 11歳年上の男性は「お父さんのよう」と言い、ご自身は、13歳年下の男性を選ぶというのは、いったい‥‥。

 年齢とは不思議なもので、同じ時間軸なのに、下を見下ろしたときにはとても近く感じ、上を見上げたときにはとても遠くに思えるのです。

 例えば50代になっても、60歳を越えていても、「子どもが欲しい」という男性がいます。

 先日も55歳の男性が、入会面談にやってきて、こんなことを言いました。

「子どもが欲しいので、できたら35歳から39歳までの女性と結婚をしたいんです」

 私は、彼に言いました。

「55歳と35歳、そこには20年の開きがありますよね。55歳に20歳を足してみてください。75歳です。相当、年をとっていると感じませんか? あなたは、その時間軸の年齢差の人を結婚相手に探しているのですよ。それは、とても難しいことです」

 婚活に大事なのは、見た目年齢や思い込み年齢ではなく、実年齢です!

「若く見えますね」という言葉は、本当に若い人には使いません。年を重ねているのに努力して若さをキープしている。その努力を褒めている言葉だと、自覚してくださいね。


鎌田れい(かまた・れい)◎婚活ライター・仲人 雑誌や書籍などでライターとして活躍していた経験から、婚活事業に興味を持つ。生涯未婚率の低下と少子化の防止をテーマに、婚活ナビ・恋愛指南・結婚相談など幅広く活躍中。自らのお見合い経験を生かして結婚相談所を主宰する仲人でもある。公式サイト『最短結婚ナビ』http://www.saitankekkon.jp/ 

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