嵐のチケット転売対策の過剰さ「必要のない本人確認」に事務所が出した長文回答

週刊女性PRIME / 2019年10月22日 16時30分

チケット転売が後をたたないほど人気の嵐だが……

 今年7月から、嵐のファンクラブ会員限定イベント『ARASHI EXHIBITION“JOURNEY”嵐を旅する展覧会』が都内で行われている。

「デビュー20周年を迎えた嵐が、いつも応援してくれるファンに感謝の気持ちを伝えるために半年以上前から準備してきたイベントです。会員は事前に申し込みをして抽選が行われ、当選者にデジタルチケットが届く仕組みになっています」(スポーツ紙記者)

 ファンにとってうれしいイベントなのだが、会場ではこんな“悲鳴”があがっている。

受付で本人確認をするのですが、そのチェックが厳しいそうです。事前に、運転免許証や顔写真が付いた学生証、パスポート、マイナンバーカードなど、顔写真付きの身分証明書を1点持参するように言われています。これらを持っていない場合は、生徒手帳や保険証、年金手帳などから2点用意しなければなりません。ただ、そうした身分証明証を見せても、審査に通らないことがあるそうですよ」(同・スポーツ紙記者)

身分証を許可なく複数スタッフにまわされ

 週刊女性は、実際に“審査”に引っかかったという20代の女性・Aさんに話を聞くことができた。彼女は9月中旬のお昼すぎにイベントに参加した。

受付で顔写真付きの学生証を見せたのですが、スタッフの男性は私の顔と写真をじろじろ見比べて、“この写真はあなたに間違いないですか?”と聞いてきたんですよ

 Aさんは学生証の写真を撮影したころよりも髪が短くなっていたため、印象が違って見えたようだ。スタッフは別人であると疑ったのか、こんな要求もしたという。

確認のために、学生証に記載されている住所と生年月日を口頭で言わされ、クレジットカードまで提示しました。カードの提示は事前に言われていませんし、会場にはたくさんの人が来ていたのに、口頭で個人情報を伝えなければならないなんて、厳しすぎますよ……」(Aさん)

 Aさん同様、厳しいチェックを受けた人は多い。

事前に告知されていないグーグルのアカウントを見せるように言われたり、提示した身分証明証を本人の許可なく複数のスタッフに渡されて、確認された人もいたそうですよ」(ファンの女性)

 コンサートやイベントで本人確認をするのは、チケットの転売等で、別人が会場に入ることを防ぐためだ。

「ネット上で会場に入るための身分証明書を貸し出したり、別人であるにも関わらず受付で“ノーメイクだから違って見えるんです”と主張して強引に入ろうとする女性までいるそうです。スタッフも手を焼いているみたいですね」(芸能プロ関係者)

 厳しすぎるチェックについて話を聞くため、週刊女性は10月初旬に会場の『ソニーミュージック六本木ミュージアム』に足を運んだ。

 会場の責任者を名乗る男性に話を聞いたが、

お答えできません

 と堅い表情で答えるのみで、明言を避けた。

 後日、改めてジャニーズ事務所に問い合わせた。

「ご指摘は事実に反するものでございます」

――9月中旬のお昼すぎのイベントに参加された方に対して、写真付きの学生証を提示したにも関わらず、受付のスタッフにクレジットカードも見せるよう言われたり、本人確認のために住所や生年月日を口頭で言うよう促されたという話を聞いております。事前に告知されていた身分証明書を提示したのに、なぜ本来必要のない本人確認までされたのでしょうか?

 事務所によるとこの日、以下のような参加者がいたという。

30代の男性にもかかわらず、提示された身分証は、住民票と明らかに齟齬のある、偽造した架空の大学の学生証でした。そのため、個別にスタッフが対応させていただき、ほかの身分証の提示を求めることはございました。

 以上の経緯から、こちらで把握している事案につきましては、事前に告知している適正な身分証をご提示いただけなかったのでご本人様かどうかの確認をさせていただいた次第であり、“本来必要のない本人確認までされた…”といったご指摘は事実に反するものでございます

――この日以外にも、参加者にグーグルアカウントを見せるよう促したり、身分証明書を本人の許可なく複数人のスタッフで確認のために見せ合ったという話も聞いていますが、事実ですか?

一般的な話になりますが、ご入場の条件に満たない方に対するご本人様の確認に際しまして、間違いがないよう取り計らい、お客様に何とかご入場いただけるようにするためにも、個別の事案において、身分証の代替になるような本人しか知り得ない情報を確認させていただくこともございます。具体的には、クレジットカードやグーグルアカウント等による確認をご提案したこともございます。なお、こちらが指定した証明書を1点もお持ちでない場合、個別に対応させていただいております。

 また、単独のスタッフの判断によりご入場の手続きに誤りが生じることのないよう、複数のスタッフで確認し合い、対応させていただいているため、確認作業の一部として、複数のスタッフにより身分証明書を確認させていただくこともございます」

――今後も本人確認のためにそうしたチェック体制は続けていかれるのでしょうか?

「『嵐を旅する展覧会』につきましては、全日程終了するまで同様の入場方法を採用する予定です。現在もチケットを悪用したトラブルが後を絶ちません。ご入場の際に身分証をご提示いただきますのは、ファンクラブ会員の皆様を様々なトラブルからお守りし、ご購入いただいたファンクラブ会員の皆様に安心してお楽しみいただくためでございます。

 また、考え得る限りの身分証を事前にご案内してはおりますが、中にはどの身分証も保有していない方や当日ご持参をお忘れになる方もおられます。そのような場合、ルールだからとお断りするのではなく、できる限りご入場いただけるよう、対応に努めてまいりたいと考えており、その対応方法の一つとして、今回ご質問いただいたようなクレジットカードやグーグルアカウントを身分証の代替え案としてご提案いたしております。

 事前にご案内しております身分証をお持ちいただいたお客様にそれ以上の個人情報をご提示いただくことはなく、弊社が“本来必要のない”本人確認などを行った事実はございません。また、99%以上のお客様がスムーズにご入場いただき、展覧会をお楽しみいただいていることを付け加えさせていただきます」

 せっかくのイベントなのだから、みんなが気持ちよく楽しめるといいのだけれど……。

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