“出会いの特性” を知らないと苦労する、結婚できない婚活女子の落とし穴

週刊女性PRIME / 2019年12月9日 16時0分

肩の力を抜いて“相手のお人柄を知ろう”と思うことが大事(写真はイメージです)

 生活圏内での“自然な出会い”と“お見合いでの出会い”との決定的な違いをご存じですか? それを理解していないから、婚活に失敗してしまうのです。 
 婚活ライターをしながら、仲人としても現場に関わる筆者が、目の当たりにした結婚事情を、さまざまなテーマ別に考えていく連載。今回は、「出会いの特性を知って、婚活を成功させる方法」について書きます。

素敵な男性。でも、どうしても気になることが

 先日、お見合いを終えた裕子さん(35歳、仮名)が、「今日の方は、お話ししていてとても楽しい方でしたが、気になるところがどうしてもあるので、結果をひと晩考えてもよいですか」と、LINEを入れてきました。この日、裕子さんがお見合いしたのは、大手メーカー勤務の洋介さん(36歳、仮名)でした。

「気になるところって、どこだったの? お電話で話しましょうか」とLINEを返すと、すぐにかかってきました。裕子さんは、言いました。

「予約席だったので私がティールームに行ったときには、すでに座って待っていらっしゃいました。私を見つけると、立ち上がって人懐っこい笑顔でご挨拶してくださったんです。“わぁ〜、感じのいい方だな”と思ったんです」

 そして、お見合いが始まりました。話のキャッチボールもすごく上手で、コミ力があり、とても楽しい時間が過ごせたといいます。ところが、ひとつ気になるところがありました。

「なぜが左腕をかばうような動きをするんです。私、左腕をケガされているのかと思って、『どうしたんですか?』とお聞きしたんですね。そうしたら、『生まれつき左の腕の骨が変形していて、うまく上げ下げができないんです』とおっしゃいました」

 とはいうものの、日常生活には何の支障もなく、車の運転もするし、ランニングが趣味で、フルマラソンに出場したこともあるのだとか。また、名のある有名私大を卒業し、大手の会社に就職しているので、年収も700万円ありました。

「お人柄もよさそうですし、兼ね備えている条件はとてもよい。でも、左腕の話を聞いて、もしこのままお付き合いに入ったとしても、腕のことが気になってしまうのではないかと。“交際希望”を出していいものかどうか迷っています」

 こうして裕子さんは、ひと晩考えた末に、「交際は見送りでお願いします」という返事を入れてきました。

子どもがいる男性との結婚は、イメージできない

 ある婚活パーティーに参加した聡美さん(39歳、仮名)は、3つ年上の正彦さん(仮名)と、マッチングしました。マッチングしたあと、正式にプロフィール交換をしたのですが、正彦さんはバツイチで、別れた妻側に中学3年生になるお嬢さまがいることがわかりました。

 そのことを知ると、聡美さんは困惑した表情で私に言いました。

「バツイチなのは、パーティーでおっしゃっていたので知っていました。でも、お子さんがいるのは知らなかった。バツイチは、気にならないのですが、お子さんがいるとなると、お付き合いしていいものかどうか、悩んでしまいます。

 夫婦は別れてしまえば他人ですけど、子どもの父親であるというのは、一生、変わらない。養育費も毎月お支払いしているようですし、結婚してこちらに子どもができたときに、“彼には、もう1人、別の女性が産んだ子どもがいるんだ”と思うと、ちょっと複雑な気持ちになると思います」

 結局マッチングはしたものの、連絡先の交換をする前に、正彦さんにはお断りを入れることになりました。お断りを決めたのは親の助言もあったようでした。

「親に相談したのですが、 母が、“恋愛で好きになってしまったのならしかたがないけれど、お見合いで子どもがいる男性を選ぶことはないでしょ”と。父もいい顔をしませんでした。私は周りや親から祝福される結婚がしたいので、今回はお断りをしようと思います」

 親は娘の将来を誰よりも心配しています。かわいいい娘には、なるべくいい条件の男性と結婚してほしいと願うものです。ご両親は、子どもがいる男性との結婚には賛成できなかったのでしょう。

この2つのケースが、生活圏内での出会いだったら?

 では、裕子さん、聡美さんが、それぞれの男性とお見合いや婚活パーティーではなく、生活圏内で出会っていたら、どうだったでしょうか? おそらく違った結果が生まれていたと思うのです。

 会社の同僚で同じチームで仕事をする男性、習い事が一緒で毎週、顔を合わせる男性、気の置けない飲み仲間でグループでの飲み会に参加すると決まって話をする男性‥‥。

 そうした生活圏内での出会いは、“恋愛関係になる”“結婚をする”という気持ちを、最初はまったく持っていません。会う回数を重ねていきながらコミュニケーションをとり、お人柄を知っていく。そこから、何か相手を好きになるきっかけがあって、恋愛に進展していく。そして、結婚へと進む。

 すでに好意的な気持ちの積み立てがあるので、多少の欠点や不利な条件には、目をつぶれるようになっているのです。好きになってしまうと“あばたもえくぼ”とは、よく言ったものです。

 ところが、婚活での出会いは違います。お相手のお人柄を知る前に、プロフィールが提示されます。そうするとどうしても条件に目がいくし、結婚は一生の問題ですから、お相手の持つひとつひとつの条件を精査してしまう心理が働きます。つまり“あばた”は“あばた”に見えて、不利な条件があると、お相手を好きになる気持ちにストップをかけてしまうのです。

 ここが、婚活をしてもなかなか結婚が決まらない人たちの落とし穴。お相手のことを厳しくチェックしすぎるのです。

 結婚相談所でのお付き合いには、“仮交際”と“真剣交際”の区分があります。私は、「“仮交際”の時期は、肩の力を抜いて“相手のお人柄を知ろう”と思うことが大事よ」と会員たちに言っています。この期間は生活圏内の出会いと同じように、構えることなく、なるべくたくさんの時間を重ねて、お人柄を知っていく。お相手への好意的な気持ちを積み立てていく。

 そして、そこからお相手を好きになって、結婚を真剣に考える“真剣交際”へと移行していく。

 では、気持ちを積み立てていく“仮交際”の期間に大事なこととは、何か? それは、「仕事が忙しい」なんて言っていないで、会う時間を自ら作り出すことです。また、LINE、メール、電話などをフル活用して、どんどんコミュニケーションをとっていくことです。

 婚活中のLINE、メール、電話は、連絡ツールではなく、コミュニケーションツールであると、認識してくださいね。

 相手を好きになっていれば、不利な条件も凌駕(りょうが)することができますよ!


鎌田れい(かまた・れい)◎婚活ライター・仲人 雑誌や書籍などでライターとして活躍していた経験から、婚活事業に興味を持つ。生涯未婚率の低下と少子化の防止をテーマに、婚活ナビ・恋愛指南・結婚相談など幅広く活躍中。自らのお見合い経験を生かして結婚相談所を主宰する仲人でもある。公式サイト『最短結婚ナビ』http://www.saitankekkon.jp/  

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