米倉涼子“失敗しない独立”なるか、芸能界の悪しきルールを打破するフリーの強さ

週刊女性PRIME / 2020年3月27日 21時0分

(左から)米倉涼子、岡田結実、ブルゾンちえみ、のん

 女優の米倉涼子(44)が今月いっぱいで、30年近く所属してきたオスカープロモーションを退所するという。

芸能界に存在する古臭いルール

 それを報じるスポーツ紙には“円満退社”の文字が躍った。タレントのブルゾンちえみ(29)がワタナベエンターテイメントを退社する際も“円満”の文字が強調されていた。

一般社会の感覚では、単に“退社”や“退所”でいいわけです。あえて“円満”を付けることに、何かあるんじゃないかと勘繰られます。米倉の場合は、アルゼンチン人の恋人との結婚を事務所社長に反対されたという記事が、すぐさまスポーツ紙に報じられました。ブロゾンだって、本当にフツーの退社であっても、何かあったんじゃないか、と思われてしまいますよね」(情報番組デスク)

 オスカーだけでもここ数か月で、忽那汐里(27)、草刈民代(54)、ヨンア(34)、そして米倉と同じ年度末に岡田結実(19)が事務所を離れる。

 芸能界全体に目を転じて見れば、中居正広(47)、栗山千明(35)、安田美沙子(37)、TKOの木下隆行(48)らがこのところ、少しさかのぼれば(独立年順不同で)伊原剛志(56)、のん(26)、満島ひかり(34)、小泉今日子(54)、西内まりや(26)、加瀬亮(45)、蛯原友里(40)、中谷美紀(44)、元SMSPの稲垣吾郎(46)、草なぎ剛(45)・香取慎吾(43)といった面々が、事務所を辞めている。

「一般的な社会と違って、ひとつのルールが芸能界にはいまもあります。それは岩盤規制というほど強く古臭いものですよ」

 そう指摘するのはプロダクション幹部だ。

例えば、毎日新聞から朝日新聞に転職するというケース、一般的には同業他社にいくことがありますが、芸能界ではそれができない。辞めた人間はすなわち独立という道しかほぼなく、その結果、個人事務所を設立するという選択肢を選ぶわけです。いってみればタレントの独立は、基本フリーランスになることを意味します。前の事務所とも、取り分に関する条件で同意できれば、例外もありますけどね」

米倉の“失敗しない独立”が希望に

 前記の芸能人の中でスキルがある人は、いまもドラマや映画にブッキングされているが、ほとんど露出がない人もいる。

 テレビ局編成マンは、こんなふうに胸の内を明かす。

「一概に独立、退社といっても、それぞれにいろいろ事情がある。所属年月も違う。それらを見極めます。少しでももめた要素があるタレントさんを使う際は、元の事務所にもさぐりを入れます。ぶっちゃけ、もめた人は、相当に才能がある人でもない限り使いにくい

 そんな中、芸能人の独立に勇気を与えている存在として、前出・プロダクション幹部は、のんと『新しい地図』の3人の存在をあげる。

「特にのんですね。本名を使うことができない、というのが世間の物差しから見れば不可解なんでしょう。そういう声を聞きます。それにもめげずのんはCMに引っ張りだこで、映画にも出演している。『新しい地図』も、ネットテレビやCM、舞台、最近では少しずつテレビ出演も増えてきた。つぶれなかった彼らの存在は、今後、独立する芸能人の力強い見本になる。ただしその際、重要になることは、マネジメントできる人と組むこと。独立したところで、自分だけでは何もできないですからね

 長年、芸能界で活躍している人には大抵、自分を支えてくれる裏方がある。

「いわゆるブレーンです。そういった人たちと組むことが、独立後も活躍できるかどうかが決まるでしょう」(前出・プロダクション幹部)

 “失敗しない女”米倉が、“失敗しない女優”として活躍できず、万が一“失敗した女優”になるようなことがあれば、独立を考える芸能人を委縮させるというマイナス効果に働く。反対に“失敗しない独立”を米倉を見せることができれば、フリーランス化を目指す芸能人に希望を与える。

<取材・文/薮入うらら>

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