中居正広が「謎の掟」を打破、ジャニーズ退所後もすんなり共演できた賢い選択

週刊女性PRIME / 2020年7月21日 21時0分

中居正広

 今回で10回目となった、TBS夏の大型音楽特番『音楽の日』(18日放送)。2011年の第1回目から総合司会は中居正広と安住紳一郎が担当しているが、今年は放送前から出演アーティスト以上に、注目を集めていた問題があった。

 中居は今年3月でジャニーズ事務所を退所し、笑いを交えた会見は終始なごやかなムードで、“円満退所”であることを強調。しかし、ジャニーズの所属タレントでなくなった中居の番組で、ジャニーズのタレントたちとの“共演”は果たしてあり得るのか、逆に「新しい地図」と共演のサプライズがあるのかと、もう“ジャニーズではない中居”の立ち位置が話題に。

 というのも、第一弾として発表された出演者に、ジャニーズタレントの名前がどこにもなかったのだ。そのため各ファンも「やっぱり共演は無理か……」とあきらめかけたところに、第三弾の発表でジャニーズグループ総勢14組の出演が明らかに。中居とジャニーズタレントの共演は、現実のものとなった。

 出演者は、番組登場順に、A.B.C-Z、ジャニーズWEST、Sexy Zone、KAT-TUN、Hey! Say! JUMP、SixTONES、Snow Man、関ジャニ∞、King & Prince、Kis-My-Ft2、V6、KinKi Kids、NEWS、嵐の14組。昨年、話題を集めたジャニーズJr.や現在、音楽活動を再開していないTOKIOの出演はなかった。

 テレビ業界も無観客でなるべく密を避け、可能な部分はリモートで、という放送スタイルがのぞまれているため、中居とジャニーズの直接的なからみが、ほぼなくても不自然ではない環境ではあるが、実際はどうだったのか。

光一扮するジャニーさんとも共演

 ジャニーズのトップを飾ったA.B.C-Zには、キレキレパフォーマンスの歌唱後に、「動きすぎですよ」とひと言コメント。続くジャニーズWESTには特にコメントはなく、このようなスタイルで淡々と処理されていくのかと思ったところ、Sexy Zoneは歌唱前に中居とトーク。中島健人が「中居さんとご飯に行きました」と話し、音楽番組の司会の心得を聞いたといい、現在も交流があることをほのめかすエピソードを披露。

 Hey! Say! JUMPとは、美味しいお弁当の話で盛り上がるなど、春に退所したとは思えないなごやかな雰囲気でのトークを披露することが、いくつかのジャニーズタレントの出演場面で見られた。トークがなかったり、終了後にひと言、感想を述べるだけのグループは、事前収録や別スタジオでのパフォーマンスだったのかもしれない。

 SMAP解散前から共演する機会も多く、ユニット『舞祭組』のプロデュースを務めるなど、比較的、距離の近いキスマイには、直前のキンプリに対して「若いっていいですね」「すごくいいです。新鮮ですよね、若さって」と言った直後にキスマイに向い「あ、すいません」「そんなつもりで言ったんじゃないですよ!」といじる一幕も。さらに久しぶりのローラースケートパフォーマンスを披露する彼らに「滑りまくってドンズべりでお願いしましょう」と、笑いを誘った。

 中居もジャニーズ時代の後輩との距離感を取り戻してきたのか、後半に向け絶好調。終盤に登場したKinKi Kidsは、彼らがSMAPのバックを務めていたころからの古い付き合いでもある。新曲『KANZAI BOYA』(読みはカンサイボーヤ)は、KinKi Kidsの前にジャニーさんがふたりに与えた名前。しかも、キンキが言うには、『KANZAI BOYA』の名前をファンに初めて紹介したのも中居の口からだったとのこと。

 中居は笑顔で、「ふざけてるんですか? 何年前の愛称ですか?」とパフォーマンスはスタート。途中から光一がキャップとサングラス、ジャケット姿の“ジャニーさんスタイル”に変身し、ジャニーさんのモノマネで中居に向かい、「スケートボーイズ(SMAPの最初のグループ名)だよ」「中居、歌ってよ」と、大爆笑のやり取りが見られた。

 続くNEWSは、手越祐也が退所し3人体制でスタートしたばかり。「大丈夫?」と声をかけ、「大丈夫です。しっかり3人で立っていこうと」と増田貴久が答えるという気づかいを見せた。そして、

「なかなか整理つかないところも多々あると思いますけども、そんなに急ぐこともないでしょうし、これが明けたらしっかりと強くなれると思いますんで」

 と新たな一歩を踏み出す3人に“エール”を送った。

 そして番組の大トリを飾ったのは嵐。年内でのグループ活動休止について触れ、「僕もね、久しぶりにね、歌ってみようかなって思っちゃったんですよ」と中居が言ったところで、

「お前は歌うな」

 と大野。その言葉に中居がつかみかかろうとし、ほかのメンバーが制止するという、かつてのTBSの歌番組『うたばん』でお馴染みの流れが2020年に再現された。

  ☆   ☆   ☆  

お互いにWIN WINか

「中居くん、大サービスでしたね」というのは、番組を見た芸能記者。

 これまで、ジャニーズを退所した人間はジャニーズタレントと共演できない、という“謎の掟”がジャニーズ事務所には存在していた。新しい地図の3人ですら、いまだにジャニタレとの共演はないのに、なぜ、中居だけは円満に共演できたのだろうか。

「ジャニーズ的にも中居くん的にも、本当は共演NGではないのに世間がそう思っているということは、お互いのイメージは悪くなってしまう。かつての派閥問題や、圧力疑惑など、事務所のマイナスイメージはできるだけ避けていきたいのが、ジャニーズ事務所の本音でしょう。

 そんななか、お互いをいい意味で利用するカタチで、“中居と円満のジャニーズ事務所、ジャニーズ事務所とギスギスして辞めたわけじゃない中居”という、双方が得する選択となりました」(前出・芸能記者)

 今後の中居の立ち位置も気になるところだが、

「ジャニーズ在籍時から、ラジオで新しい地図の楽曲を流すなど、壁がないことを最初からアピールしているので、地上波番組での共演もそう遠くないうちにあると思います。どちらとも今ふうにいえば、いいディスタンスで関わっていくのではないでしょうか」(同前)

 中居の人間力が、さらに試される。

〈取材・文/渋谷恭太郎〉

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