小倉智昭ら人気番組 “終了ドミノ” の舞台裏と、コロナ禍でブーム起きる新番組

週刊女性PRIME / 2021年1月22日 18時0分

左から阿川佐和子、小倉智昭、森本穀郎

「まだすべてをやり遂げてはいませんが、そろそろ次世代のキャスターに席を譲るときが来たようです」

 1月12日、22年間続いたフジテレビ系の『情報プレゼンター とくダネ!』が3月で終了することが発表され、司会を務めた小倉智昭は冒頭のようなコメントを寄せた。

 番組改編期の春と秋には終了してしまう番組が出てくるものだが、今春は“各局の顔”ともいえる長寿番組や人気番組まで終了が噂される異常事態となっている。

「終了する理由は大きく分けて3つありますが、その根本には新型コロナウイルスの感染拡大の影響があります」(広告代理店関係者)

 コロナショックにより経済面でも大きなダメージを受けたため、多くの企業が業績悪化に陥り広告費を削減。それに伴い、テレビ局の広告収入が激減しているのだ。

「昨年11月に発表された決算報告によると、フジテレビ単体の純利益は前年同期比のマイナス97・9%。広告費の減少に加えて、イベントも規模を縮小したり中止に追い込まれましたからね。フジに限らず、どの局もかなり厳しい状況です。そのため制作費が大幅にカットされることになりました」(制作会社関係者)

「フジが大変なら」小倉の男気

 制作費は減ったものの、感染対策に必要なアルコール消毒やマスク、アクリル板などの購入費はカットできない。そこで、苦渋の決断でギャラの高い大物芸能人のリストラを始めることになったという。

小倉智昭さんは打ち切りをスタッフから聞かされた際、“フジが大変なら”と潔く勇退することを決意したそうです」(フジテレビ関係者)

 阿川佐和子とゲストによるトーク番組『サワコの朝』(TBS系)。こちらは阿川本人がラジオ出演した際に終了することを認めている。

パナソニック1社提供の番組ですが、業績不振を理由に同社がスポンサーから撤退することに。阿川さんの高額なギャラを出せる新たなスポンサーが見つからなかったため、終了することになりました」(前出・広告代理店関係者)

 昨年12月にスポーツ紙などで終了することが報じられた『爆報! THEフライデー』(TBS系)も、同じく高額なギャラがネックに。

「“あのスターは今”など下世話な路線が受け、ふたケタの視聴率をキープしていました。しかし最近はネタ切れ感が否めず、視聴率もひとケタが続くように。爆笑問題や田原俊彦さんなど“ビッグ”なタレントを起用していることもあり、高額ギャラと視聴率が見合わなくなってきたため打ち切りの対象になってしまったのです。

 同じ理由で、日テレ系の『メレンゲの気持ち』も終了が決まったとか」(前出・制作会社関係者)

 一方で、視聴率やコストパフォーマンスの面で問題がないにもかかわらず、終了してしまう番組も……。

「今春での終了が報じられた日テレ系の『火曜サプライズ』は、アポなしロケ企画が人気でした。実際はロケを行うエリアで“〇月〇日にロケで寄っても問題ないですか?”と事前に許可が取れた店の中からゲストに選んでもらうスタイル。

 しかし表向きはアポなしを謳っているため、新型コロナの感染者が減らない状況では、以前のようなロケは難しいという判断になりました」(日本テレビ関係者)

高齢化をコロナが“直撃”

『噂の!東京マガジン』(TBS系)は、出演者の高齢化が大きな理由だという。

高齢者はコロナに感染すると重症化しやすいですからね。局としても、収録が原因で死者が出たら責任が取れないという理由で、終了を決めたそうです」(TBS関係者)

 ゲストで出演する有名人の同級生の今を追う『あいつ今何してる?』(テレビ朝日系)も、3月で終了する方向で話が進んでいるようだ。

「会いに行く同級生の多くは一般の方。芸能人のようにマメにPCR検査を行っていませんし、逆に取材スタッフから感染した……となれば、大問題に発展する可能性があります。さらに一部の都府県で緊急事態宣言が出るなど、県をまたぐ移動も自粛するように言われているため、いったん終了すると聞いています」(テレビ朝日関係者)

 テレビ朝日に番組終了が事実か確認したが、

「こちらでは、そのような話は聞いていません」

 とのことだった。

 立川志らくのMC起用で話題を集めた、TBS系の朝の情報番組『グッとラック!』。こちらは視聴率不振で終了することになった。

妻の不倫報道が出て以降、毒舌が売りの志らくさんのコメントにキレがなくなってしまい、視聴率が思うように伸びなかった。またコメンテーターとしてレギュラー出演していた小林麻耶さんが、昨年11月に“番組スタッフにいじめられている”と告発したことが決定打となりました」(芸能プロ関係者)

 1年半という中途半端な期間で終わったのは、新型コロナの影響もあるという。

「新しい番組を始めるにも準備期間が必要なため、通常ならば帯番組は1年単位で継続が決まります。また習慣で見る視聴者が多いため、新番組は苦戦するのが業界の定説。『グッとラック!』も“最低でも2年は続ける”と、志らくさんを口説いてスタートさせました。約束の半年も前に終了が決定したのは、広告費の減少で予算がカットされたためと聞いています。

 後継番組は予算をかけずにすむ生活情報番組で、MCもギャラがリーズナブルな麒麟の川島明さんが務めることになりそう」(同・芸能プロ関係者)

 長年、お茶の間を楽しませてくれた長寿番組が次々と終了するが、今後はどのような番組が増えるのだろうか?

不景気になるとお笑いのネタ番組が増えるといわれています。派手なセットも大人数のひな壇タレントも必要ない。スタジオ収録のみですむため、コロナ禍の時期にもピッタリでしょう」(放送作家)

オーディション番組がブームに

 エンタメ事情に詳しいフリーライターの大塚ナギサさんは、

日韓合同プロジェクトから誕生したNiziUがブレイクしたように、オーディション番組は放送外収益も見込める美味しいコンテンツ。ひたすら密着……という力技で番組も成立するし、無名の人たちであればギャラも少ない。TBSと田辺エージェンシーの共同プロジェクト『スター女優発掘プロジェクト』も始動していますしオーディション番組ブームが起こるかも」

 優秀なテレビマンたちなら視聴者を楽しませてくれると信じたい!

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング