ハイレグ時代から妻、母、政治家、蓮舫の小池百合子をのみ込む底なしの「欲しがり素顔」
週刊女性PRIME / 2024年6月12日 11時0分
「私は知事になりたいと、昨日、強く思いました─」
6月2日、雨が降る東京・有楽町で、そう訴えたのは立憲民主党の蓮舫参議院議員。
「蓮舫さんは5月27日、東京都知事選挙に出馬することを表明し、現職である“小池百合子都政をリセットする”と語りました。小池都知事は6月8日の時点で出馬表明をしていませんが、3選を狙って出てくるのは間違いない。都知事選には、すでに30人以上が立候補を表明していますが、知名度や経歴を考慮すると“小池VS蓮舫”という事実上の一騎打ちとなる構図です」(全国紙政治部記者)
小池VS蓮舫の一騎打ちか
蓮舫氏は立候補を表明してから、小池都知事に狙いを定め舌戦を繰り広げている。
「小池さんは自民党の候補を応援した(中略)政治とカネの問題で厳しい声が、国民から、都民から出てくる政党と近づくのか」
冒頭の街頭演説で痛烈な批判をした蓮舫氏に、小池都知事は“われ関せず”と、無言を貫き、どこ吹く風だ。
その勝負の行方について、政治ジャーナリストの青山和弘氏は、こう分析する。
「有権者が1000万人を超える都知事選は、知名度がある現職が圧倒的に有利です。ただ、蓮舫さんも闇雲に出馬したわけではない。蓮舫さんは、事前に都知事選で小池さんと対決した場合を想定した情勢調査を行いました。その結果、小池さんがリードしていたものの、差はわずか10ポイントだった。出馬表明前の段階で現職に10ポイントまで迫っているのは、すごいことです。今後の展開次第ではありますが、私は僅差の勝負になる可能性があると思っています」
民主党政権時、蓮舫氏は行政改革の仕分け人として「2位じゃダメなんですか?」と発言し、波紋を広げた。今回は1位を目指し、激戦へと身を投じる。そんな蓮舫氏の素顔とは─。
台湾人の父親と日本人の母親を持つ蓮舫氏。“強い女”として見られる蓮舫氏の根底には《とにかく自分の意見を持て》という父親の教えがあったと明かしている。が、以前一家が住んでいた自宅近くに住む女性はこう証言する。
「蓮舫さんと同じで、お母さんはかなり気の強い人でした。納得できないことがあれば、近所の人に直接意見することもあったぐらい。その一方、お父さんは穏やかな人で、よく自宅前をほうきで掃いていましたよ。尻に敷かれていたんでしょうね(笑)」
強き母親の背中を見て育った蓮舫氏は、青山学院大学在学中の1987年、19歳のときに『クラリオンガール』として芸能界入りを果たす。
「ハイレグ水着でグラビアの撮影をしたり、写真集を出版したりしていますが、もともとは女優を目指していたそうです。山口百恵さんが出演していた“赤い”ドラマシリーズが大好きで、よく見ていたとか。デビュー当時からフェアレディZに乗っていたかと思ったら、“真っ赤なポルシェが欲しい”と言い、気がつくと乗り換えていたのには驚きましたよ」(芸能ライター、以下同)
「毎朝子どもの姿が見えなくなるまで…」
自らの欲求に従い、欲しいものは手に入れてきた。それは仕事も同じ。24歳でワイドショーの司会に抜擢され、報道番組のキャスターとしても活躍する。
「勝気な性格は当時からで、スタッフとぶつかることもありました。報道に携わる中で、蓮舫さんはドキュメンタリーを撮りたいという思いを強めていったようです」
1993年には、仕事仲間だった番組ディレクターで現・岩手県釜石市議の村田信之氏と出会い、結婚。1997年に双子を出産する。
「1人でも大変なのに、2人同時なんてとても……。さすがに仕事をお休みするかと思いきや、夫や母親の助けを借りて育児と仕事を両立します。取材のため、1~2週間ほど家を空けることもあったそう」
当時は女性の社会進出が叫ばれ始めていたとはいえ、家庭を守るのは女性の役割という考え方が根強かった時代。蓮舫氏は、そうした古い意識を飛び越え、自らの理想を求める道を選び続けた。
2004年、参議院議員として初当選し、政界入りを果たしたのだ。当時の蓮舫氏の姿を、前出の近隣住民の女性が記憶していた。
「毎朝、学校へ向かうお子さんたちの姿が見えなくなるまで、蓮舫さんがベランダから見送っていたのを覚えています。家事や育児は、かなりの部分でご主人に頼っていたようですが……。もちろん忙しい合間を縫って、なるべくお子さんとの関わりを持つように努力されていましたよ」
2009年、蓮舫氏が当時所属していた民主党が政権与党になると、行政刷新担当大臣や首相補佐官を歴任。政治家として存在感を示していくが、その手腕はどうか。前出の青山氏はこう語る。
「元タレントで、キャスターもやっていましたから、華やかで非常に発信力がある。一方、時の総理大臣や与党に噛みつくだけでなく、身内の議員を痛烈に批判することもあるため、党内で眉をひそめる人も少なくない。協調性には難があるという評価が常につきまといます」
「ご主人への当たりはかなりキツかった」
その舌鋒の鋭さは、家庭においても発揮されていた。ある国会議員は、こう話す。
「ご主人への当たりは、かなりキツかった。それはもうかわいそうになるぐらい。お子さんとも、激しく言い合うことがあったようです」
長らく支えてくれた夫とは、2020年に離婚。さらに俳優デビューをした息子が、2021年に資産家の養子になっていたことを『女性セブン』が報じた。求めすぎたゆえ、家庭が危機に晒されたのか。
「いやいや、養子縁組も蓮舫さんと相談して決めたことだと聞いています。今は籍も戻しているし、息子さんとも本当に仲がいい」(同・議員)
今は2022年に建てた地上3階建ての一軒家で、息子らと同居しているという。
多くを求め続けてきた蓮舫氏が、仮に都知事になった場合には、どんな都政が期待できるのか。前出の青山氏は、
「東京都は欧州の中規模国家に匹敵する予算規模で財政に余裕があります。そのため、税金の使い方がルーズになってしまいがちで、小池さんもバラマキ批判を受けています。一方、蓮舫さんは行政改革をライフワークにしてきた人ですから、都政の無駄を省き、東京の発展のために活用することに期待したいですね」
と、評価する。しかし、小池都知事も負けていない。
共産党が蓮舫氏の支援を表明しているが、これを逆手にとった小池陣営が“蓮舫包囲網”を準備しているという。
「小池さんサイドは、保守政党である東京維新の会を自らの陣営に引き入れたうえで、“蓮舫は左翼候補だ”とのイメージ戦略を仕掛けようとしています」(同・青山氏)
百戦錬磨の小池都知事すらをものみ込んで、日本の首都を、その手中に収めることができるか─。
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