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「となりの現場は大河」三山凌輝『虎に翼』ヒロインの弟役好演で狙う次のステップ

週刊女性PRIME / 2024年6月21日 6時0分

朝ドラ初挑戦でヒロイン・寅子の弟役を好演中の三山凌輝

「素晴らしい俳優の方々ばかりが『虎に翼』に出演されています。そのときにしか作り出すことができない空気感を、みなさんと共有することがとても大事だと感じています。(撮影)現場が、人を成長させると思っていますので、逃しちゃいけないポイントは全部察知して取り入れていきたいです」

 5月27日の放送から主人公・寅子(伊藤沙莉)の弟・直明として登場した三山凌輝。岡山の学校に進学したが、空襲で校舎が焼けたため、繰り上げで卒業資格を得て帰郷。家族を支えるために就職することを決意するも、寅子に背中を押され大学へ進学する。

「登場してすぐに直明が、夜、隠れて本を読んでいるシーンがあります。彼の中にある学ぶことへの諦めきれない気持ちを家族に隠しているつもりでも、隠しきれなかった。そこに直明の人間らしさが出ていると思います。僕も演じることやサウナに行くこと、友達と息抜きするデトックスの瞬間なんかを禁じられたら、生きていけないだろうと思ってしまいます」

丸刈り頭の裏話

 子役からバトンを渡され、猪爪家に途中合流した直明を自然に演じている。

「成長した直明として、後から僕だけが猪爪家に飛び込むことにプレッシャーを感じていました。ただ、久々に家族のもとに帰ってきたという設定でしたので、違和感なく演じることができたように思います。初めましての僕に抱きついて泣いてくれた家族のみなさんを目の当たりにした感動は、いまだに忘れられないです」

 役作りとはいえ、インパクトのある丸刈り頭について聞くと、

「いまの髪形は役作りですが、それ以前からアーティストとしての考えや思いを受け止めてほしいと丸刈りにしていました。かれこれ1年近くこの感じだと思います。タイミングによって丸刈りにしている意味合いが違うのは面白いですよね(笑)」

 直明として(撮影現場の)セットに立つ三山を見た周囲の人たちから「意外と昭和っぽいね」と言われることが多いという。

「ドラマのテイストに合っていると感じてもらえるのは、すごくありがたいです。朝ドラは撮影期間が長いので、自然と直明になっているというか、マインドができあがっている感覚がありますね。撮影の時間が空くとすごく寂しくなります」

伊藤沙莉は「唯一無二」

 寅子を演じる伊藤の実兄で、お笑いコンビ・オズワルドの伊藤俊介は、三山がRYOKIとして所属するボーイズグループ・BE:FIRSTのファン。そのことをきっかけに、伊藤と親しく話すようになった。

「伊藤さんは、気さくで飾らなくて、親しみやすい人。本当のお姉ちゃんのような存在で、プライベートについてもラフに話ができます。

 ただ、お芝居には、とにかく、圧倒されています(苦笑)。さっきまで爆笑しながら話していたのに、本番になったら瞬間的に大泣きする。表情を見ただけで、そのシーンの情景が見えてくるんです。天才的というか、唯一無二の素敵なお芝居をする方だと思います

 今作への出演が決まった際、日頃からエールを送ってくれている人たちから「おめでとう」と声をかけられた。その中でもひときわ喜んでくれたのが母親。

「母が伊藤さんのファンで。僕はチケットを手に入れることができなかった、伊藤さんが出演された舞台『パラサイト』を2度見に行ったほどです。仕事が終わって自宅に帰ると、よく『虎に翼』を見ていて。まだ、僕が見ていない先の話だったりするので、ネタバレ防止のため急いで自分の部屋に避難することがありますね(笑)」

 直明と同じように自身も家族からたくさんの愛情を受けてきた。

「僕のことを一番近くで見てくれているのが母です。過去には、ほかの作品で突然のキャスト変更により仕事がなくなったこともありましたし、いろいろなことを経験してきました。そんなときに、自分以上に悔しがってくれたのは、母。いつも、僕の倍、感情を表現するんです。だから、今回の出演が決まったときは、ものすごく喜んでくれました。少し恥ずかしいですが、いつか『虎に翼』での僕の演技はどうかを聞いてみたいと思います」

「帰る場所があるということに感謝」

 家族のような存在であるBE:FIRSTのメンバーについては、

「みんな、すごく応援してくれています。『虎に翼』の撮影で、ライブのリハーサルに参加できないことがあったのですが、次に会ったとき、いつもと変わらず迎え入れてくれました。仲の良さが、BE:FIRSTのいいところ。帰る場所があるということに感謝しています。メンバーそれぞれ忙しいと思うけど、ドラマを見てくれたらうれしいですね(笑)」

 ドラマでは、進学を後押ししてくれた寅子の背中を押す存在へと成長していく直明。

「この先、お姉ちゃん(寅子)を全肯定していた直明が、お姉ちゃんにモノ申すシーンが出てきます。カット割りを入れず長回しの撮影でセリフも多かった。そのシーンを現場で見ていた芝居にすごく厳しい事務所のスタッフから本気で褒められて。日頃、なかなか褒めてくれることがない人なので、鮮明に記憶に残っていますね」

 これまで応援してきてくれた人たちへ恩返しができている気持ちと語る今作への出演。俳優としての手応えを感じているように思う三山に次のステップについて聞くと、

「『虎に翼』のスタジオのとなりで大河ドラマ『光る君へ』の撮影をしているんです。俳優友達の塩野瑛久くんが一条天皇役で出演していて。休憩時間によく顔を合わせます。僕は丸刈りに詰め襟の学生服、向こうは平安装束という、時代を超えた組み合わせで(笑)。どんな撮影をしているかお互いに話をしているので、大河は朝ドラとはまた違う雰囲気だなと思って。機会があれば、大河ドラマにも出演させていただきたいと思っています!」

子役たちとの交流

(兄・直道と花江のふたりの息子)直人と直治から、毎回のように「お兄ちゃん、食堂行く?」と聞かれて。食堂で丸刈りの3人が横並びで食事をしていると、携帯電話に3本立っているアンテナのような階段に見えるみたいで。「階段だわ」と言われているのが聞こえてきて(笑)。しかも、3人とも同じカレーを食べていて、コントみたいだなと思いました。そこに、伊藤沙莉さんと森田望智さんが合流してくださることもありました。

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