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「婚前交渉はありえない」母の忠告を守り初体験は30歳、DAIGOの姉が“50歳婚”を赤裸々告白

週刊女性PRIME / 2024年6月30日 16時0分

DAIGOさん、影木栄貴さん 撮影/渡邊智裕

 元首相の孫であり、タレントで歌手のDAIGOの姉でもある影木栄貴さん。華麗なる一家の深窓の令嬢……かと思いきや、人気漫画家として自立した日々を送ってきたそう。しかし、恋愛には奥手で、結婚なんてもってのほか……だった彼女が50歳の大台にして結婚! 何があったのか。その経緯をお伺いしました!

男女交際=結婚と重く受け止めていた

 近年、結婚に対する価値観は多様化し、結婚するかしないかは、個人の選択に委ねられつつある。

 5月に発売された『50婚 影木、おひとり様やめるってよ』(KADOKAWA)は、30歳から彼氏いない歴約20年。周囲に「結婚できない」と言われながらも、40代半ばから本格的に婚活を始め、50歳で初婚を迎えた漫画家・影木栄貴さんの半生と、婚活の経過が記された一冊だ。

 影木さんといえば、故・竹下登元総理大臣の孫であり、タレントで歌手のDAIGOさんを弟に持つ人気漫画家。同書の刊行記念記者会見には、DAIGOさんもお祝いに駆けつけた。

 会見中、DAIGOさんは「やりにくい……」とぼやきながらも終始、会場は和やかムード。影木さんは会見のなかで、執筆の経緯を次のように語った。

私は家族、特にDAIGOから『絶対に結婚できない』と言われ続けていたんです。そんな私が、50歳で結婚をするというレアな体験をしたので、それまでに考えたことや頑張ったことを本にまとめたら役に立つのでは?と思い、執筆しました

 そんな影木さんに、本音と人生を赤裸々に記した思いや、結婚後の変化について聞いた。

 影木さんは『50婚』の冒頭で「私が結婚できたのは、私の家柄や職業とはまったく関係がない」と断言している。特に、彼女が恋愛免疫力ゼロのまま成長していく過程は、どんな家庭でも起こりうる問題といえる。

高校生のころに、母から『結婚するまでは、男の人とキスとかイチャイチャとかしちゃダメなのよ』と忠告されました。環境が変わって浮かれる私に、母は軽い気持ちで言ったんでしょうが、まじめな私はその言葉をすっかり信じ込んでしまったんです。婚前交渉はありえないことだし、男女交際=結婚と重く受け止めていました

 そのため、学生時代にも何度か恋人をつくるチャンスはあったものの「付き合う=結婚」という思い込みによって“その先”には進めなかったという。そんな彼女が念願の漫画家デビューを果たし、28歳になったころ母から「あなた、今まで一人も彼氏いないの?」という衝撃的なひと言が発せられる。

唖然としました。『ダメって言われたんだから、いるわけないじゃん!』と、心の中でツッコむのが精いっぱいでしたね(笑)。生涯独身を貫いた伯母からも『その年で一度も彼氏がいないのはまずいわね……』と言われてしまい、遅ればせながら、恋愛に対する焦りを感じ始めました。初体験を済ませたのは、それから2年後の30歳のときです

 影木さんは、この出来事を機に「親の言うことが絶対ではないと気づいた」と振り返る。

『交際NGにするなら、結婚までサポートしてくれよ……』というのが本音でした(笑)。実は、私が大学生のころに両親がお見合いをセッティングしてくれたのですが、当時は同人誌の執筆活動に夢中だったので結局お断りしたんです。両親も諦めたのか、その後は特に何も言われなくなり、アラサーになりました。私の年代には、私と同じようなことを親から言われたために、超箱入り娘になっている女性も多いように感じます」

日本は家庭に性教育を委ねすぎていた

 こうした自身の経験から“性教育”の重要さを実感したという。

日本は、これまで家庭に性教育を委ねすぎたのでは、と思います。価値観や情報は変化し続けるわけですから、ほかの科目と同じように、学校で男女交際やセックス、結婚に関する正しい性教育が受けられるようになれば、私のような経験をする人は減るはずですし、少子化問題の解消にもつながるのではないでしょうか

 同書に書かれているのは、彼女の恋愛や婚活体験記だけではない。誰もが不安を抱える“お金”に関する実用的な内容も含まれている。

『お金の話は下品』と考える人もいますが、実際は人生にかかわるとても大切なことだということを、以前から周知させておきたかったんです。特に金融投資は、早いうちに始めたほうがメリットが大きいですから。私が投資を始めたのは、10年ほど前に自律神経系の持病を抱えてしまったのがきっかけです。仕事は順調だったのですが、むちゃな働き方で不規則な生活を送り続けていたせいで、すっかり体調を崩してしまったんですね

 結婚を考えたものの、相手の収入に頼りきりたいわけではない。まずは自分自身のお金の不安を軽くするために、投資を始めたという。

結婚する人もしない人も、自分がひとりで生きていけるだけのお金は持っていてほしいと思います。結婚しても金銭的な理由で離婚に踏み出せなかったり、自分の人生を自由に選択できなかったりするのは本当に残念ですから、自衛する必要があるんですよね

 値動きに一喜一憂しないのが、長く続けるコツ、と影木さん。

実は、うちの家系は全員が麻雀好きだったりと、ギャンブラーなので(笑)、投資もギャンブル感覚で楽しんでいるというか。もちろん、将来を見据えた金融投資と、ギャンブルはまったくの別物ですが、株価が下がっても『よし、仕事を頑張るか!』と切り替えられるので、性格的にも向いていると思います

 かくいう影木さんは、収入面ではかなり早い段階で“自立”していた。学生時代は同人誌活動とアルバイトに明け暮れ、大学卒業後には出版社に入社し漫画編集者の道へ。

 当時はお金を使う暇もないほど激務だったため、その後漫画家デビューをするころには、すでに同年代の人たちよりも、収入も多少の蓄えもあったという。

親のすねをかじっていたのはDAIGOの方

勘違いしている人も多いのですが、私は実家のお金をあてにしたことは一度もないんです。実際、私の書いたものに対して『ハイソすぎて参考にならない』と辛めの批評をもらったり、夫にも『世間の金銭感覚とは少しズレてるかも』と言われたりもしますが、それは私の出自の問題ではなく、私が自分で築き上げてきた生活スタイルで金銭感覚がズレているだけ。30歳まで親と私のすねをかじっていたのは、DAIGOなんです!(笑)

 自身に蓄えがあれば、結婚相手をじっくり選ぶこともできる、と影木さんは語る。

妊娠・出産を目指す場合は年齢的なリミットや相手の収入などに条件があります。でも、私のように子どもを持たず、ある程度の生活基盤を持ってからパートナーを探し始めた人は、相手選びに時間がかけられるのがメリットでもありますね

 紆余曲折を経てつかみ取った50婚。

「婚活していることを至るところでアピールしていた結果、行きつけのマッサージ師さんにいい人がいると紹介された」

 というのが、現在の夫だ。1歳年上のマッサージ師とのことだが、結婚後、彼女のなかで起きた変化とは?

私は高齢の両親をサポートするため実家に住んでいて、夫とはいまだ“別居婚”なので、それぞれの生活に大きな変化はありません。ただ、近所に住んでいるので、体調が優れないときにサポートし合えたり、気兼ねなくお茶に誘えたりできる相手がいる安心感はありますね。夫は私の家族から“菩薩”と呼ばれるほど優しい人なので、一緒に過ごせる穏やかな時間が大好きです。婚活に5年の期間をかけて、夫と出会えた今は『私の結婚適齢期は50歳だ』と胸を張って言えますね

 取材中「ギャンブルで大負けしたことはない」と話していた影木さん。“結婚”という人生のギャンブルも勝ち確定?

影木栄貴(えいき・えいき) 1971年生まれ、東京都出身。漫画家。1996年に『運命にKISS』でデビュー。以降、少女漫画、BL漫画、百合漫画などで活躍中。原作・原案も多く手がける。竹下登元総理大臣の孫、タレントで歌手のDAIGOの実姉としても知られる。


取材・文/大貫未来

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