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冷ややっこの「やっこ」の意味ってなに? その由来は江戸時代の大名行列にあった!

週刊女性PRIME / 2024年7月1日 6時0分

冷たいことを表す「ひゃっこい」という言葉が転じて、「冷ややっこ」と呼ばれるようになったという説もあるそう ※写真はイメージです

 日常の気になる疑問を解決!冷ややっこの「やっこ」ってどういう意味?知って楽しいおもしろ雑学を友達や家族にも教えてあげよう。

知って楽しい!おもしろ雑学

Q.冷ややっこの「やっこ」ってどういう意味?

A.「やっこ」は食材の切り方を意味していて、四角く切ることをいいます。(歴史学者 東洋古代思想史研究家 村上瑞祥さん)

「冷ややっこ」は、おつまみにも、副菜にもなる夏の定番メニュー。

 そんな、冷ややっこの「やっこ」とはどういう意味なのか。疑問に答えてくれたのは、東洋古代思想史研究家の村上瑞祥さんだ。

やっこは、いちょう切りや、小口切りのような、料理に使われる切り方の名前で、食材を四角く切ることを、やっこに切ると昔は言っていました。

 江戸時代あたりから使われ始めた言葉で、豆腐をやっこに切って食べることから、だんだんと、豆腐そのものをやっこと呼ぶようになったと考えられています」(村上さん、以下同)

 なぜ、四角い形に食材を切ることを、やっこと言うようになったの?

「江戸時代の大名と呼ばれる地位のある武士は、徳川幕府の命令で、使用人をたくさん連れ列を作って移動する大名行列をしていました。もともとは、大名行列の先頭に立って、槍を振る人のことを、やっこさんと呼んでいたのです」

 そのやっこさんが羽織っていた半纏の模様が、四角い模様だったため、食材を四角く切るのは「やっこさんの半纏みたいだ」と言われるようになり次第に四角く切ることを、やっこ切りと呼ぶように。

「やっこさんが、四角い模様の半纏を着ていたのにも理由が。大名行列のたびに使用人を集めるのが大変だった武士の多くは、いまでいう派遣会社のような組織から、やっこさんを派遣してもらいました。

 その組織で配られていたユニフォームが、四角い模様の半纏だったので、“やっこさんといえば四角い模様”が定着したそうです」

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